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愛知 静岡エリア 2019年11月の海況情報と2019年12月の釣況予測

2019/12/03
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  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

今年の11月は平年に比べて気温が高い日が多かったようですね。
我が家も石油ファンヒーターの燃料の減りが少なかったような気がします。
気温も高めでしたが、水温の状況も昨年よりも高めで推移しているようです。
去年もなんでこの魚がここで釣れるの?なんていうケースが見られましたが、今年の冬も同じように季節外れの魚釣りが成立しちゃうのかもしれません。

でもやっぱり、冬には冬の魚釣りを楽しみたいものですね。


では、令和元年11月の海況状況と12月の釣況予測です。

12月上旬現在の海況状況
黒潮は都井岬に接岸、足摺岬にほぼ接岸、室戸岬沖でやや離岸、潮岬沖で大きく離岸、大王埼沖で31°N付近まで南下した後、伊豆諸島域では八丈島のすぐ西側を北上し、御蔵島付近を通過して房総半島沿岸を北東へ流れています。
伊勢湾、駿河湾共に昨年よりも水温が高い状態となっており、静岡県~三重県の沿岸水温も昨年比で1℃前後高めで推移しています。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年11月28日発表の海流概要図

2018年11月29日発表の海流概要図

今後の海況予測
四国~東海沖の海面水温は、向こう1か月、平年並か平年より高い状態が続くと予測され、気象庁発表の12月の気温は平年よりも高めか平年並みという情報からも、沿岸水温もやや高めで推移すると思われます。


今後の釣種釣況の傾向と見込み

三重熊野灘エリア
伊勢湾口に接する鳥羽エリアでは湾内水温の影響により一定の水温低下がみられますが、それでも昨年よりも1℃前後高い状態となっています。熊野灘には今後も黒潮系暖水が流入しやすく、高水温傾向が続くと予測されます。
伊豆半島沖から遠州灘への黒潮系暖水の流入が続いていることから、三重県沿岸では今後も高水温傾向が続く見込みです。
尾鷲、紀伊長島エリアのナイトアジング(バチコン)は順調に釣果を記録しており、釣果は昨年よりもやや長めに継続しそうです。また、秋のアオリイカティップランも好釣果が続いていますが、今後は数釣りよりも型狙いに移行します。
ルアー船では中深海ジギングも始まり、釣果が期待されます。

日本海エリア
福井エリアの沿岸水温は昨年比で0.5~1℃程度低めとなっています。昨年はマイカの接岸もあり、タルイカとあわせて良く釣れましたが、今年はマイカの接岸は殆どなく、タルイカの釣果もやや伸び悩んでいます。
かわりに11月下旬よりヤリイカとスルメイカの釣果が急上昇してきており、12月はタルイカ狙いにあわせてヤリイカ、スルメイカメタル、及び胴突仕掛けでのヤリイカ、スルメイカが盛り上がりそうです。
ジギングではヒラマサやワラサなどの青物が絶好調。タイラバとあわせて期待が出来そうです。また、若狭美浜沖のアマダイ狙いも面白そう。ブランドとなっている若狭グジ釣りに個人的には非常に興味をそそられます。

愛知~静岡エリア
人気釣種だったウタセ五目、ウタセマダイ釣りはエサのエビが徐々に入手しにくくなってきたことからメニューから外れる船宿が続々。かわりにイワシエサでのヒラメ、青物狙いが活況。
11月初旬はヒラメ爆釣に沸きましたが、12月からはワラサ、ブリ、サワラなどの青物がメインとなっていますので、青物対応の仕掛けの準備は必須です。
水温低下とともに丸々と太った青物狙いの釣り人で土日は船の予約がとれなくなりつつありますので、お早目の予約をお願いします。
また、大山沖のサビキ仕掛けでのアジ釣りも人気の釣りもの。30センチ前後の大アジが良く釣れており、こちらもまだまだ期待できます。
もう一つの本命ターゲットは伊良湖沖、師崎沖のフグ・カワハギです。食わせ釣り、カットウ釣りともに釣果が出ていますが、今年は例年以上にカワハギの魚影が濃く。食わせ仕掛けでのカワハギ釣りが長く楽しめています。
カットウ釣りでは大型のヒガンフグの好釣果が継続しており、今後しばらくは食わせ仕掛けでのカワハギ狙い、大型フグ狙いのカットウ釣りの両方が楽しめそうな感じです。
伊勢湾ジギングも泳がせ釣りと同様に大型青物の釣果が上昇中。これまではライトジギングタックルでも間に合いましたが、これからはパワーファイトが可能なジギングタックルとラインシステムで大物に対峙していただく必要があります。

岸からの釣りでは10月中旬より半田~西三河の堤防でのヒイカエサ釣り、エギングが好釣果継続中です。今年は例年よりもイカの魚影が濃そうな感じです。
また、豊浜~師崎でのサビキ釣りでアジが好調に釣れています。水温低下とともに徐々に釣果が少なくなってくるはずですが、今年は水温の影響からかまだ回遊があるようです。
また、釣ったアジをエサにした泳がせ釣りでヒラメ、イナダなどの釣果も出ていますので、サビキ釣り&泳がせ釣りで楽しめそうです。

12月に入り、気温が低い状態が続いています。また、この季節らしい北西風も強く吹く日が多くなってきています。釣りに行かれる際はしっかりと防寒の対策を整えて釣りを楽しみましょう。


以上、2019年12月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/

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