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愛知 静岡エリア 2020年3月の海況情報と2020年4月の釣況予測

2020/04/04
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  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

4月に入り、我が家の周りでも桜の開花が進んできています。
季節は確かに春を迎えていますが、昨今の新型コロナウイルス騒動は収束の気配が見えないでいます。

でもね、終わらない冬はありません。
いつになるかはまだわかりませんが、季節と同じように必ず春はやってきます。

釣りは感染リスクの低いレジャーです。
釣り場は喚起の悪い密閉空間ではありません。
多くの人が密集する場所は避ければいいんです。
近距離での会話についてもマスクの着用などで気を付ければ避けられます。

釣りに行くことを積極的に推奨しているのではありませんが、三つの密が同時に揃うことが少ない釣りというレジャーは感染のリスクは低いと言えます。

とはいえ、4月に開催を予定していました釣り教室はすべて中止とさせていただきました。
イシグロとして、社会に対しての責任があります。
どこでどのような形で感染するかわからない、そんな危険がある中で、釣り教室の開催で参加された皆さんの身を危険にさらすことはできません。

5月以降のイベントに関しても先行きは不透明です。
すでに多くの方からお申し込みをいただいておりますが、残念ながら開催中止と判断される可能性は低くはありません。

とにかく今は「うつらない、うつさない」ための出来る限りの対策をし続けるしかありません。
一刻も早く平常の生活に戻って、不安なく釣りやレジャーを楽しめるようになってほしい願うばかりです。


なんとも暗い前置きになってしまいましたが、令和2年3月の海況状況と令和2年4月の釣況予測です。

4月上旬現在の海況状況
黒潮は九州東岸で離岸がやや拡大、足摺岬沖でやや離岸、室戸岬沖で離岸、潮岬沖で大きく離岸して御前埼沖から遠州灘沖をS字状に北上し、伊豆諸島では御蔵島付近を通過しています(A型)。
遠州灘沖の黒潮蛇行北上部から伊勢湾口、熊野灘沖へ18℃前後の暖水流入が強まり、17℃前後の暖水が接岸しています。沿岸の表層水温は昨年同期に比べて1℃前後低めとなっているものの、平年よりは1℃前後高めとなっています。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2020年4月2日発表の海流概要図

2019年4月4日発表の海流概要図

今後の海況予測
遠州灘~熊野灘沿岸では、A型の時には黒潮内側反流による暖水の影響を受けやすく、高水温傾向になります。
今後も黒潮内側反流が形成されやすい見込みで高水温傾向が続き、黒潮内側反流が強まるタイミングで一時的に「かなり高め」となると考えられます。
また、6月頃までは気温が平年並~高め傾向が続くとの長期予報から、黒潮内側反流による高水温に加えて、気温の影響で高水温傾向がさらに強まる可能性もあります。

今後の釣種釣況の傾向と見込み


三重熊野灘エリア
伊豆半島沖から遠州灘を通過した黒潮系暖水の三重県南部への流入が継続しており、今後も高水温傾向が続く見込みです。
アオリイカはティップランエギング、筏からのヤエンでも良型を中心に好釣果が続いており、4月以降は2キロオーバーの超大型の期待も大きくなります。
また、水温の状況から岸からのエギングでもそろそろ釣果が期待できそうです。
イカメタルではスルメイカの釣果が続いており、まだしばらくは釣れ続くと思われます。
ルアー船では高水温の影響によりジギングでのビンチョウマグロの釣果も継続しています。今後はカツオの釣果も期待できそうですので楽しみです。海上釣堀も水温が高いために冷え込みによる活性低下が少ないことが見込まれますので面白そうです。

日本海エリア
若狭エリアの沿岸水温は3月に入って平年並みに落ち着き、徐々にではありますが上昇傾向にあります。人気のイカメタルはヤリイカが浅い海域で釣果が出てきており、3月の下旬頃よりマイカも混じりだしています。
ただ、ヤリイカはそろそおろシーズン最終となる可能性がありますので、4月中旬から下旬にかけて始まるであろうムギイカとマイカ狙いに変わっていきます。
また、マダイ狙いのタイラバが3月下旬より各船で始まっており、大型マダイが好調に釣れています。

愛知~静岡エリア
3月末の伊勢湾内の水温は平年よりも1℃程度高めです。爆釣に次ぐ爆釣で釣り人が殺到していた豊浜のイワシの釣果はかなり落ち着きを見せ、かわりにアジ混じりでの釣果に変わってきています。
船釣りの泳がせ釣りはヒラメの釣果が未だ継続していますが、泳がせ釣りをメニューから外す船も増えてきており、そろそろ終盤も近い感じです。
伊良湖沖、師崎沖のフグも釣果は継続していますが、こちらもメニューから外す船が増えていますのでフグ釣りも終盤と言えます。
かわりに大山沖のアジが好調です。40センチクラスの大アジが混じっていますので、引き味も楽しめ、さらに今年は早くもイサキの釣果も見え始めていますので、イサキのシーズンインも例年よりも早く始まるかもしれません。
他、カサゴは師崎沖でも伊良湖沖でも良く釣れており、外すことがない定番ターゲットとして人気です。
伊勢湾ジギングではワラサ、ブリに混じり、タイラバによるマダイの釣果が3月下旬から急上昇。タイラバによるマダイ狙いはこの4月が狙い目です。
大山沖のアカムツも3月中旬から安定した釣果が続いています。沖の深場での釣りですので道具が大変と思われている方も多いかもしれませんが、最近では糸の性能が良くなり、3~4号のPEラインが400メートル巻くことが出来る電動リールであればアカムツ釣りは出来ちゃいますので、是非挑戦してみてください。

近年の傾向で海水温が平年よりも高い状態が続いており、過去には釣れなかった魚が早い時期から釣れ始める傾向が見られます。
すでに伊勢湾や浜名湖ではシロギスの第一報が伝えられていますので、釣れはじめが早まっているのは間違いないと言えますし、伊良湖港や師崎周辺での岸からのアオリイカエギングも中旬頃には釣果が見込まれます。

この時期は風が強く、気温自体は高くても風によって体感温度が低く感じられることも多くあります。釣りに行かれる際はしっかりと防寒の対策を整えて釣りを楽しみましょう。
沿岸水温が高く、あわせて暖冬傾向との予報が出てはいますが、やっぱり寒いことには間違いありません。気温自体は高くても風による体感温度の低下は身体を冷やしますので、釣りに行かれる際はしっかりと防寒の対策を整えて釣りを楽しみましょう。

以上、2020年4月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/

イシグロから釣りを楽しまれる皆様へ

日頃よりイシグロ・タックルオフ・オンラインショップ店舗をご利用いただき、誠にありがとうございます。
新型コロナウイルス感染拡大が深刻化しています。
発熱、咳、倦怠感、味覚障害や嗅覚障害などの体調不良を感じられるようでしたら、釣行はお控えいただくようお願いいたします。
また、密度の高い混雑した釣り場は避け、船釣りの際はキャビン内での濃厚接触にご注意いただき、船長の指示に従って頂けるよう、お願いいたします。

新型コロナウイルスの早期収束を願います。
一刻でも早く、これまでと同じように心から釣りを楽しめる時が戻ってこられるよう、皆様のご協力をお願いいたします。

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