この店舗のブログ一覧へ

オーバーホールってどうやるの？？

2020/06/27

こんにちは！！

タックルオフ名東引山店の中谷です！！

今回は皆様一度は聞いたことがあるオーバーホール（メーカーオーバーホール）について少しお話させていただきます～～！！

１，オーバーホールとは？？

２，どんな症状が直るの？

３，手順

４，実際にかかる金額、修理期間

１，オーバーホールとは？？

オーバーホール（英語：Overhaul）とは、機械製品を部品単位まで分解して清掃・再組立てを行い、新品時の性能状態に戻す作業である。

ふむふむ。

一般的には高級腕時計のオーバーホールが一番耳にする言葉でしょうか？

小さく入り組んだ腕時計を素人がばらしてしまうと二度と元に戻すことが出来なくなってしまいますが、専門職の方が一つづつ分解していき、一つ一つのパーツを綺麗に洗浄・清掃してまた組み直すことで、時間のズレや不具合を無くし、

素晴らしい性能をいつまでも保つことが出来ます.

釣具のオーバーホールといえばこちら！！

リールですね！！

普段、何気なく使っているリールですが中身はこんな感じ！！

超、入組んでます。（パーツ多すぎ！！）

使用頻度や使用方法、場所（海水使用か）にも変わってきますが、これだけのパーツが組み込まれているので経年による歪や破損、落下による変形等々、目には見えないところで少しずつ性能が落ちている可能性があるんです！！

思い出たっぷりのリールはいつまでも使いたいもの。

ゴリゴリ、キズキズのあなたの歴戦のリールが新品に限りなく近い性能で復活するかも？？

そんな魔法の方法が、『オーバーホール』です。

２，どんな症状が直るの？

修理とは違い、明らかな故障ではないけれど最近ちょっとおかしいな・・・という症状。

例えば・・・

・巻きが重い

・回すとコリコリ、ゴリゴリ、シャリシャリを感じる。

・ラインローラーの動きが悪い。

・スプールが上下しない

・ボディーのキズが気になる

こんな場合は迷わずオーバーホールへ！！

メーカーの専門のスタッフの方がその症状をしっかりと直るように検査・修理してくれます。

特に症状を感じない時でも、人によっては年に一度はオーバーホールする方もいらっしゃいます。

車の車検のようなもので定期的な部品交換をすることで常に安心して通常運転できますし、ずさんな状態で放置して、修理箇所が連鎖して、高額な修理費用が掛かってしまう。

なんてことも回避できますね！！

(ひょっとしたらこーんなことになっている可能性も！！)

３，手順

そーーんな素晴らしいサービス、オーバーホールですが、

存在は知っていてもいまいちどうすればいいのかわからない！！

という方も多いかと思います！！

そんな方はまず・・・

①ご来店ください

まずはオーバーホールを希望するリールをご持参のうえ、タックルオフカウンターにお立ち寄りください。

そこで一言！！『オーバーホールをお願いします。』

と係員にお伝えください。

まずは係員があなたのリールの状態を確認したうえでヒアリングさせていただきます。

気になっている箇所やフィーリング等、こだわりがあればここでガッツリお伝えくださいね！！！

②コース内容を決める

お客様のリールの状態を確認したうえで、コース内容を説明させていただきます。

主要メーカーのコース内容(金額)は以下の通り。

シマノ製品オーバーホール料金

ダイワ製品オーバーホール料金

コース内容によって分解をしない箇所が出てきたり、最上級コースであればお客様の好きなフィーリングで調整出来たりもします。

この辺りはオーバーホールならではですね！！

特にご要望が無ければ、両社ともにおまかせコースがあるのでまずはこちらで様子を見てみるのもアリです。

③見積もりを待つ。

コース内容が決まったら店頭でのヒアリングは完了です！！

修理票のお控えを持って帰っていただき、後は見積もりを待つだけ！！

大体、1週間～2週間で修理にかかる費用をタックルオフからお電話させていただきます。

*お預かりする曜日・メーカーの混み具合によって２週間以上かかる場合もあります。

当店タックルオフ名東引山店ではダイワ・シマノは日曜日までにお預かりした修理品を月曜日にメーカーに発送しています。

その他メーカーは月曜日までにお預かりした修理品を水曜日に発送しています。

その際にあまりに高額な場合やお客様のご予算を超えてしまい、今回はオーバーホールはやめておこうとなった場合でもキャンセルできます！！

（キャンセルの場合、手数料を500円お支払いいただくことになります）

金額にご納得いただければオーバーホールを進める旨を電話口でお伝えください。

④店頭にて費用お支払い。

修理開始から大体1～2週間程で店頭にて愛機との再会です！！

*メーカーの混み具合によって２週間以上かかる場合もあります。

（その際は最初にお渡しした修理票のお控えをご持参いただけるとスムーズにお渡しできます。）

久しぶりの愛機との再会。

しっかりと巻いて良くなっているか確認してあげてください！！

確認がお済みになったらお会計です！！

オーバーホールをご利用いただくにあたって、

店頭にお越しいただく回数はわずか２回！！

ヒアリングとお会計のみです！！

オーバーホールと聞いて、敷居が高いイメージをお持ちの方も多いかと思いますが、

この２ステップだけで愛機が素晴らしく生まれ変わりますよ～～～～～！！！

４，実際にかかる金額、修理期間

でも結局、オーバーホールってお高いんでしょ～～～！！

と思われる方もいらっしゃるかと！！！

こちらは実際にオーバーホールに出した『15ストラディック』

修理が終わって店頭に戻ってきたリールと、

こんな感じで報告書と取り換えたパーツが付いてきます。
(パーツは持ち帰って観察？することもできます！！)

こちらのストラディックは『ゴリ感』の改善の為にオーバーホールに出しました！！

オーバーホールを利用される方の中でもダントツに多い症状ですね。

ゴリ感の改善するのには大体、ピニオンギア、メインギア(リール内部の一番大きくて重要な歯車)の交換になることが多いです。

このパーツ代金にプラス、最初に選んでいただいたコース代金（技術料）が乗っかりまして、こんな感じ！！

今回は大部分のパーツを取り換えて￥7550円
(今回はラインローラーのパーツも変わっているので、ゴリ感改善の修理費だと実質6000円程でしょうか)

機種によってパーツ代金も変わるので金額は上下しますが、スピニングの上位機種でもメインギアの交換となると大体同じくらいの金額が掛かってきます。

今回のオーバーホールでゴリ感、異音はゼロに！！

巻き感も新品時に限りなく近くヌメヌメ！！

このお値段で愛機がまた新品に近い性能になると思うと素晴らしいい！！！！！

修理期間は大体２～３週間といった感じです。

(流通やメーカーの混雑状況によって変わります。お急ぎの方は係員にお申し出ください。)

もう直らないんじゃないか？？(年式が古い)と思ったリールでも、メーカーに部品があれば直る可能性がありますのでまずはお持込みくださいね！！

ということで今回はオーバーホールについてお話させていただきました！！

中谷も昔はエントリー～中級機種を使い倒しては売って買うを繰り返していたんですが、近年ではどうしても思い出があるリールは残して置きたいという気持ちが強くなり、オーバーホールを利用しています。

廃棄するよりも素晴らしい商品を長く使うことで地球にも(環境にも)良いですしね！！

今回の記事を読んで是非、『オーバーホールをやってみよう！！』と思われた方は是非、タックルオフ名東引山店へ！！！

皆様のご来店、心よりお待ちしております！！

オーバーホールご利用時の注意点