静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

イシグロ伊東店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2021/04/16
  • 1,469 view
  • ロッドビルディング・カスタム

 

 イシグロ伊東店より、

  リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

           分類(パイプシート下方部へ移動)

  こんにちは、 工房担当の福田です。

 今回の依頼品は、ダイワの、、、。

 オレガ剛徹 HH50」です。

     

 依頼内容は、

 パイプシート交換(下方移動)、元竿玉口ガイド追加」

  純正シートは取り外して、DPSパイプシート24サイズを取り付け!

  

     バットエンドから30㎝位置にパイプシートエンドが来ます。

   

    ガイドを全部外して、各ブランク毎に抜き出し元ブランクのみ使用。

 

  TOPガイドから、     #1-1Gから4Gまで、     #2-1Gから3Gまで、

    

 #3-1Gから2Gまで、     #4-1Gから2Gまで、       全部で12個、一時小袋保管。

   

          純正のパイプシート外し!!

    アクリルカッターで、パイプシートをケガいて取り外し作業開始!

         

      スピニングのパイプシートには、フード部の移動がブレない様に、

              裏にスジが入っています。

           その筋目に沿ってケガキ作業を行います。

   

    ケガキ作業はヒートガンで、パイプシートに熱を加えながら行います。

      頃合いを見て、ケガいた隙間にマイナスドライバーを入れて、

     ブランクとパイプシート間をスライドさせ接着面を剥離させます。

 無理にテコの原理を利用すると、ドライバーの先がピンポイントにブランクを痛めます。

       少しずつ移動しながら力を加えて接着面を剥離します。

   

    パイプシートが外れたら、表面に付いているエポキシを剥がします。

    ヒートガンで熱した後プラバンで、ブランクのエポキシを丁寧に擦り落します。

    プラバンで、表面のエポキシをこすり落し!!

  

 根気よく削り取り、綺麗に表面処理の出来上がり!!

     この位置は後から熱収縮チューブが入ります。

   ※エポキシの残骸が残ると、収縮チューブが拾って浮き出るので注意!

             処理は確実に。

  ➔ 

       指定DPSのパイプシート24サイズ!!

          

           バットエンドから300㎜がパイプシートのエンド。

          接着剤もしっかり塗って、向きと位置を確認。

   

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 依頼箇所の熱収縮チューブは、

           全部で3箇所入れます。

      上段        中段        下段 

  ①玉口から、        ②ロゴからパイプシート    ③パイプシートエンドから、

  下方に約200㎜まで。    フロントまで。        バットエンドまで。

     

  ③パイプシートエンドから、

         バットエンドまで、(下段)

       

     パイプシートからエンドの長さより少し長目にカットします。

   

    パイプシートエンド部ギリギリから、バットエンドまで収縮させます。

     エンド部のゴムカットは、しっかり収縮を確認してから行う!

   

                

          スレッド巻き、コーティング完了!!

  

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

  ②ロゴから、

     パイプシートフロントまで、(中段)

       

       こちらも同じく、カットの長さは少し長目に取り、

        パイプシートのフロント部ギリギリから収縮させます。

   

   綺麗にカットして、

        フロント部のゴム処理!!

 切り口が波を打っているので調整。

 

 デザインナイフの刃先を交換して、マスキングテープに沿って薄く表面を切ります。

 ブランクに触れない様に!! 

 ゴムを引っ張りながら先に薄く表面切りした上から、ゴムを切り離して綺麗にカット完了!!

   

   切り口は海水が入らない様に、後からスレッド巻きとコーティング。

 

            口回り5㎜弱をスレッド巻き、

     本体に近いゴールドスレッド、ブラックスレッドのDタイプを使用。

   

                 

               コーティング完了!!

          

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

    パイプのリア部加工とスレッド巻き!!

     パイプシートの縁にマスキングテープとセロテープをしっかり貼り、

        5分間エポキシの接着剤を流し込んで形を作成。

    

 乾燥したら加工に移行。

  

  今回は、大型カッターの広い刃を使用して削ります。

  

      後からDスレッドを巻くのでスレッド分の厚みも考えて削ります。

    

   ブランクをゆっくり回して、デコボコが無ければスレッド巻きします。 完了!!

     

    パイプフロント部、加工とスレッド巻き

  フロントパイプの収縮チューブに隙間が出来ているので加工。

    隙間があるとスレッドが落ち、デコボコ状態から高低差のムラが出来ます。

    コーティング時にリカバリーできなくなるので隙間加工は必ず実施!

       ※ちょっとした事ですが、この作業が完成度を上げます。

        

        隙間に5分間エポキシの接着剤を爪楊枝で押し込みます。

  乾燥したら、段差が無くなるまで高さを削り合わせ、処理が終わったらスレッドを巻きます。

     

     パイプシート上下の隙間加工とスレッド巻き完了!!

          

                 ⇩

      コーティング完了!!

   

 ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 ①玉口から約200㎜に収縮チューブを入れます。

 玉口部には、固定ガイドが1個取り付け。(上段)

          

  指定内容の玉口リングを外して、スレッドを巻きしコーティングして土台を作成。

   

     玉口サイズに合うガイドは、メーカーより取り寄せしました。

    

        収縮チューブで指定フロント間を収縮させます。

  

        玉口部もガイド幅が合う様にカットします。

  

    ガイドを接着したら、スレッド巻きをしてコーティングします。

    

                 

            コーティング完了!!

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

   指定箇所の加工も無事綺麗に完成!!

 全体をチェックして、

 依頼店のイシグロ伊東店へ、

         定期便にて、返送致します。

 


イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら!

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる