静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

愛知 静岡エリア 2018年9月の海況情報と10月の釣況予測

2018/10/05
  • 1,164 view
  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

9月は台風に泣かされ続けた月となってしまいましたね。
おかげで計画をしていた親子釣り教室も、ことごとく中止の憂き目にあわされることとなりました。

特に先日の台風24号では広く停電や断水の被害に見舞われ、店舗も休業をせざるを得ない状況になってしまい、お客様にはご迷惑をおかけしてしまいました。
我が家も例にもれず30時間を超える停電で冷蔵庫内の食品にダメージを食らう所でしたが、大量の氷の準備があったため、なんとか廃棄せずに済みました。

皆さんも不測の事態に備えて、できる限りの対策をしていただきたいと思います。

では、9月の海況情報をまとめてみましたのでご覧ください。

9月下旬現在の海況状況
黒潮は高知県室戸岬付近から南下し、遠州灘付近からゆるやかに北上しており、大蛇行傾向は継続しているもののわずかながら蛇行は緩やかになっているようです。
相模湾沖の三宅島付近より黒潮分流の西向きの流入がありますが、その流勢はあまり強くはないようです。
9月初旬の台風、及び中旬の秋雨前線の影響で降雨が多かったことで沿岸水温は徐々に下降傾向となってはいますが、それでも伊勢湾内、駿河湾内も含めて昨年と比べておよそ1℃程度は高めに推移しているようです。

下の図は2018年9月27日発表の海流概要図です。
(出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html

↓ そしてこちらが昨年2017年9月28日発表の海流概要図です。

先月の予想通り、沿岸水温については平年並みかやや高い状態が続いていますが、黒潮分流の流勢がさほど強くなく、また、8月までの異常な高気温の影響もなくなったため、今後は徐々に平年並みの水温になっていくと考えられます。
黒潮の蛇行は10/1時点ではやや緩やかになってはいますが、今後は再び蛇行が強くなる可能性もあり、伴い沿岸や湾内の水温変化にも影響が出るかもしれません。

次に今後の釣種釣況の傾向と見込みです。

三重熊野灘エリア
10月上旬の沿岸表層水温は25~26℃と9月上旬と比べておよそ1℃程度の下降。
尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランが好釣果継続。ボートアジング(バチコン)も40センチ級のオオアジが好調に釣れているが、船によっては11月初旬でバチコンを終える所もあるので、バチコンファンは今のうちに楽しんでおこう。
キハダマグロのルアーゲームもそろそろ終盤。
秋の釣りものとしてウタセマダイや泳がせヒラメ・青物が面白い。

日本海エリア
マイカはサゴシの邪魔が多くなり、徐々に終盤の気配が濃厚になってはいるが、サゴシの邪魔が少ない時に当たればまだ釣果は期待できる。
タルイカメタルも9月に入って小型ながら釣果情報が複数あり、メタル、エサ釣り共に今後に期待が出来そう。
三国はまだイカメタルでのマイカが順調に釣れており、マイカ狙いならば敦賀よりも三国エリアへの釣行がおススメか。またジギングやタテ釣りも楽しめそう。
敦賀周辺の岸っぱりはマイカ釣りの邪魔モノでもあるサゴシのショアジギングがおススメ。またエギングも釣れるアオリイカのサイズが良くなっており、こちらも楽しめる。

愛知~静岡エリア
師崎エリアはウタセ五目や泳がせのヒラメ、青物が大本命。
また、今年はタチウオの魚影が異常とも言えるほどに濃い。伊良湖沖、師崎前共に連日の入れ食い状態が継続中で、10月に入っても好釣果が期待でき、9月までと比べて釣れるサイズも大きくなってきているため、こちらも狙い目。
同じタチウオ釣りでも師崎前の午後船ではオモリ40号のライトタチウオやサーベルテンヤも楽しめるためおススメ。
静岡県駿河湾の大井川~焼津沖の夜釣りでは指4本~5本クラスの良型タチウオが釣れている。大型狙いであれば駿河湾の夜釣りのタチウオ狙いがおススメ。
もう一つの本命ターゲットは伊良湖沖のフグ・カワハギ。9月から釣れてはいたが、やはり10月以降が本番。すでにフグを中心に好釣果を記録してはいるが、大型のヒガンフグはこれから。美味しいターゲットとして注目したい。
大山沖のスルメイカは出足こそややぐずった感じだったが、9月下旬現在もまだまだ絶好調に釣れ続いている。とはいえ、そろそろ最終盤。大山沖のスルメイカを釣りたい方は師崎、豊浜の遊漁船情報のチェックを忘れずに。
岸からの釣りでは愛知沿岸各所、浜名湖のハゼが好調継続。水温の低下に伴い、徐々に水深の深い場所がポイントになってくるので、10月以降はリール竿を使った投げ釣りが有利。
また、9月中旬より知多半島武豊周辺ではサヨリの回遊が多くなっている。専用の投げ釣り仕掛けで狙う釣りで、10月も釣果が期待できる。
ルアーでは伊良湖岬周辺の青物の回遊がそろそろ始まる予定。サーフからの青物とのパワーファイトは格別だ。


以上、10月の釣り予想でした。まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(笑。

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる