静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

堤防の釣り禁止エリア その理由とは

2018/12/08
  • 22,522 view
  • 環境への取り組み
おすすめ釣り場マップ 師崎港 ※斜線部が釣り禁止エリア

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。


9月の台風21号以来、豊浜港の釣り桟橋への立ち入りが出来なくなっているのは皆さんもご存知のところだと思います。
「豊浜釣り桟橋 台風21号により立ち入りが出来ません」https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=2599

豊浜釣り桟橋は現在も手つかずの状態で、改修に向けての動きは見られません。

立入禁止としてゲートが閉まっている状態であっても、それを無視して桟橋に足を踏み入れている釣り人もいます。

そのような自分勝手な行動が続くようならば釣り場としての解放はどんどん先送りになる可能性が高いでしょう。

また、そんな釣り人が出すゴミの放置も釣り場の解放にむけての逆風となります。
まだしばらくは立入禁止の状態が続きますので、心ある釣り人の皆さん、絶対に立ち入らないでください。


その他にも立ち入りが禁止されている堤防は数多くありますが、そんな堤防を釣り人に開放していただける手立てはないかと、師崎漁協にお伺いしてお話しをしてきました。

その中で漁協の方からお聞きしたお話しに耳を疑いました。

「漁師のバイクが海に投げ込まれたんです」

ある堤防での出来事です。
堤防に一台の釣り人の車が入り、釣りをしていました。

早朝、その堤防に船を止めている漁師さんがバイクでやってきて、車を堤防から出すようにその釣り人に言いました。
釣り人は素直に従い車を堤防から出し、漁師さんはバイクを降りて船に乗り込み、漁に行きました。

漁を終えて港に着いた漁師さんはバイクがないことに気が付きました。
そのバイクは海の中に沈んでいたのです。

その後、この堤防は釣り人進入禁止の看板が付き、釣り禁止となりました。


「市場関係者が困っているんです」

市場は日曜日も動いています。
市場に面した道路には、市場関係者のトラックが商品を積み込んだり荷卸しをするためのスペースが設けてあります。
そのような場所は常には車が置いてはいなくて、パッと見は空いたスペースに見えることもあります。

その日は市場が動いている日でしたが、荷を積み込むためのスペースには夜のうちにすでに数台の車が止まっていました。
もちろん市場関係者の車ではありません。
海に面したテトラポッドには数人の釣り人が釣りをしていました。

その場所にやってきたトラックの運転者は困り、市場の荷物を積み込むのに非常に苦労をさせられました。


他にもゴミの放置問題や排泄物問題など、いろいろな事例を聞くことが出来ました。
どのお話しもその堤防を釣り禁止にするための理由としては充分と思える内容でした。


釣り人の皆さん全員がそうではないことは漁協の方も理解をしてくれていました。
ただ、その中の一部の人の行為によって漁業関係者の方に多大な迷惑を掛けていることで今、このような現実があることをこちらも理解しました。


皆さん、漁港施設は漁業関係者のための施設です。仕事の場であり、生活の糧を得るための場所です。

釣り人はその施設を「使わせてもらっている」ということをわかってください。


何をしたらいけないのか、どこに車を置いたら施設利用者に迷惑をかけないのか、考えてください。
それでも関係者から注意をされたら、その注意に対しての反抗は絶対にせず、素直に聞いて行動をあらためましょう。

注意の言葉は関係者の困りごとです。仕事に対して差し支えのある行為です。

良識のある皆さんの行動がこれ以上釣り場を減らさないためにも必要ですので、ご協力をお願いいたします。

イシグロ店頭で皆さんにお配りしている釣り場マップには、なるべく正確な情報を記載するように心掛けていますので、是非参考にしてみてください。

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる