６月２日に 内海新港より出船しているありもと丸さん にて行われた、ルアーメーカー 「 バスデイ 」 様の製品実釣会に参加してきました。
当日はバスデイのルアーデザイナーの 川島雅史さん と、カリボソジグの生みの親でバスデイフィールドスタッフの 松田金男さん を講師として招き、バスデイのカリボソシリーズやナゴメタルシリーズの特性や動かし方、使い分けなどを解説していただいたほか、まもなく発売されるカリボソジグの新シリーズ 「 カリボソチビデブ 」 を一足早く使わせて頂き、製品の特性をあますことなく体感してきました。
沖に出る前に、川島さんと松田さんによるジグの使い方講座をおこないました。簡単に説明するとノーマルのカリボソジグはコウナゴを強く意識したジグで、早めのワンピッチジャークで底から這い上がっていくコウナゴを演出するジグとのこと。
対してチビデブは基本コンセプトとして 「 多少太くなっても良いから小さくて重くて底にまっすぐ落ちるジグ 」 というのがあり、早い潮に巻かれてもブレずにフォールスピードを落とすことなく、底まで一直線に落ちていきます。潮の流れるスピードが早い伊勢湾の出口付近では、通常１２０ｇから１５０ｇ以上のジグを使うのが一般的ですが、ジグが重くなればなるほどシルエットが大きくなります。
シルエットの大きいジグはフォールスピードが遅く、また魚の食いが渋い状況や魚のエサとなるベイトフィッシュが小さかったりする状況では、なかなか口を使わせづらいといったことがあり、そのような状況を打破できるようこのジグの着想に至ったのことです。
動かし方はカリボソよりも早めでピッチの細かいワンピッチジャークか、ただ巻き、または緩めのワンピッチジャークでじっくり見せて食わせの間を作るのも良いとの事です。カリボソがコウナゴを意識したジグに対し、チビデブはイワシやゼンメ（ヒイラギ）などの平たいベイトフィッシュにも有効で、シーバス・マダイ・青物のほか高級魚のホウボウにも、ものすごい威力を発揮するとの事でした。
カリボソジグにはもうひとつカリボソフラットというモデルがあり、基本的なことはノーマルのカリボソと同様ですが、操作に対するレスポンスがよく、イワシなどのベイトパターンでも有効なモデルです。
ナゴメタルシリーズは、シルエットこそそのまんまコウナゴですが、フォール時にボディを水平にしてヒラヒラと落ちていくため、表層に追い詰められて弱ったイワシが群れから落ちていくときなどにも有効との事でした。
講義を終えると沖に出て実釣スタート。ひと流し目自分はまずカリボソチビデブをセットし、実際の使い心地を確認しました。フォールでは確かにスッーとまっすぐ落ちていき、フォールスピードも速かったです。松田さんのしゃくりを真似し、細かいピッチでジャークしているとガツンとバイト！竿先を叩くような引きは間違いなくマダイ、しかも型が良さそう。５ｍほどあげたところで再び強い突っ込みを見せたとき、まさかのラインブレイク･･･。ドラグを強く締めすぎてて突っ込みに対してドラグが間に合いませんでした。気を取り直して釣りを再開すると半田店近藤のロッドが強く絞り込まれています！少し上げてはリールからラインが５ｍから１０ｍ程引き出されるの繰り返しで、なかなか上がってきません。慎重にファイトし、やっと上がってきたのは７０ｃｍオーバーのワラサ！ヒットルアーはチビデブのアカキンでした。やっぱり伊勢湾ではアカキンが強いですね。そのあとしばらくして松田さんにもヒット！ノーマルカリボソのピンクで良型マダイをゲットしました、流石！自分にはチビデブでカレイがヒット、おいしいお土産が確保できました。
少し場所を移動して釣り再開。少し浅い場所なので自分はオオナゴ９０ｇのイワシカラーに変更。ありもと船長からは魚探にベイトの反応多数との事で船中は色めき立ちました。
そのときイシグロ西尾店の山田さんにサゴシがヒット！ヒットジグはチビデブのコウナゴカラー。中川かの里店の林さんにも同じくサゴシがヒットし、船中のボルテージは最高潮！自分にもサゴシがヒットし釣り上げると、サゴシの口からジグと同じくらいのイワシが吐き出されました、まさにマッチザベイト。松田さんが言っていたとおり、弱ったイワシをイメージしながら、フォール主体で誘っているとガツンときました。
その後もサゴシのほか、ハマチ、コチ、キジハタ、アイナメ、アジまで釣れ、バラエティー豊かな釣果となりました。魚種を選ばないバスデイのメタルジグシリーズは伊勢湾ジギングに必携ですよ！
イシグロ豊田店スタッフ 中居：記
[ 最終釣果 ] マダイ１枚、サゴシ５本、、ワラサ１本、ハマチ１本、ほかカレイ、コチ、カサゴ、キジハタなど（船中の釣果）
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