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タックルオフ豊橋向山店より、リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!!

2021/06/17
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  • ロッドビルディング・カスタム

   

 タックルオフ豊橋向山店より、

       リメイク、リペアの依頼品が入荷しました!!

                     (分類、セパレート折れ、継ぎ修理)

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、リョービの、、、

「エンターテナーXSR-J 1102ML」です。

     

修理依頼箇所は、

  「セパレートグリップ折れの結合」です。

        

      セパレート部ロゴの上部折れ!!

外圧でひどくヒビが入っている場合は、カットする範囲(長さ)が多くなります。

今回は、まだ綺麗に折れている方なので、合わせをスレッド下に隠して処理します。

 

 若干内部剥離が見られますが、剥離箇所までカットしてから、

  カーボンパイプを入れて補強します。

ロゴの位置と折れた箇所をつなぎ合わせて確認。

リールシートに対して真横にロゴが位置します。 

指定カーボンパイプは、

  当社オリジナルカーボンパイプ!!

    おすすめ品の EXCP40シリーズ!! 

  低価格で素材の品質も良好、

 継ぎのリメイク、リペアには欠かせないアイテムです。

 

破損と内部剥離の状態を見てカット処理します。

 

飾りのスレッドは8㎜。

スレッドを外して、4㎜位置でカットして継ぎパイプを入れて、

再度スレッドを巻いて継ぎを隠します。

継ぎ部を合わせて表面をコーティングしてもいずれは、

荷重により合わせ部にヒビが入る可能性があります。

継ぎ足しブランクのストロークを長く取り接着をしているので、

耐久強度は問題なく使用できると思います。

カット表面は垂直にヤスリを掛けて、面がしっかり合う様に調整します。

カット調整後は隙間や位置ズレの確認をしておきます。

継ぎ手のカーボンパイプもコアテープを密巻きして隙間の間隔を詰めます。

  

 コアテープもカット断面に合わせてもう片方の接着に入ります。

 セパレート上部に入るパイプもコルク下まで長さを取ります。

  

 コルクグリップ部上とセパレート部はパイプ分で強度アップし、

 グリップは重さが増しアンカー代わりになります。

 重心が下にくるので11フィートのロッドバランスは、

 振り抜きや安定感は若干増すと思います。

 合わせ目にスレッドを巻いて隠し、

    境の上下4㎜スレッドを巻きます。

 剥離部まで取り除いて、カットした長さ分28㎜短いです。

     スレッドを巻いてコーティングします。

 

  コーティングの厚みも合わせて完成しました!!    

 

完了しましたので、

依頼店のタックルオフ豊橋向山店へ、

                定期便にて返送致します。


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