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クーラーボックスの氷を長持ちさせる技!

2018/08/05
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  • 商品情報
並の保冷剤とはわけが違う!
ガツンとこおるくんを上手に使えば氷が長持ち♪

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

連日お日様が元気すぎて参りますね。

暑くなると気になるのがクーラーボックスに入れた氷のもち具合。
クーラーボックスの性能にも大きく左右されるものではありますが、なるべく長時間、氷を持たせるにはちょっとしたコツがありますので覚えておくと便利です。

クーラーボックスの氷を長持ちさせるコツ

<第一のコツ>なるべく大きなかたまりの氷を入れておく。

冷蔵庫の製氷機で作った氷はかたまりが小さいために、空気や水などが氷表面に触れる表面積が大きくなります。冷やす対象物から多くの熱を奪うので良く冷やすことは出来ますが、代わりに氷の状態でいられる時間は短くなります。

その点、大きなかたまりの氷は同じ重さの小さなかたまりの氷と比較して表面積が小さくなることにより氷でいられる時間が長くなるというわけです。この場合、出来る限りクーラーボックスの内容寸法に近い大きさの氷のかたまりを入れておくことで、溶けるスピードはかなり遅くなってくれます。

<第二のコツ>氷が溶けるスピードを遅らせる方法。氷+氷以外の冷却媒体を併用する

これは「ガツンとこおるくん」という商品です。「激冷え 氷点下マイナス15℃の保冷力!」とでっかく表記されていますね。その横に書かれた使用方法には「家庭用の冷凍庫で24時間以上凍らせてください」と説明が記されています。

そうなんです。ガツンとこおるくんをカチンコチンに凍らせるのに結構時間が掛かるんです。

この「ガツンとこおるくん」は肉や野菜、飲料などが直接触れたままになっていると相手側を凍らせてしまうほどで、冷たく冷やす性能はピカイチなのですが、欠点もあります。

それは同じ体積の氷よりも溶けるのが速いこと。

学生の頃に「熱交換」という言葉を聞いたことがあるのではないでしょうか?
氷が溶けるのはこの「熱交換」によるもので、温度の違うものが接触したときに「熱交換」によって互いに同じ温度になろうとする性質を持っています。

で、この氷点下まで冷える「ガツンとこおるくん」なのですが、これに接触をする対象物は夏場の場合、常温の20℃~30℃あるはずですよね。とすれば氷点下15℃との温度差が35℃以上あることになります。
35℃以上の温度差による熱交換量は非常に大きく、およそ0℃の氷と比較したら熱交換量は単純に倍近くになってしまうわけで、よって溶けるのが速いのです。

しかし、熱交換運動によって接触をする対象物が氷であれば温度差は小さく、氷を凍った状態に長く保つことが出来ます。

もうお分かりですよね。

まずクーラーボックスの中にしっかりと凍った「ガツンとこおるくん」を入れて、その上に水で作った氷を入れるのです!もちろん氷はなるべく表面積が小さくなるようにかたまりの大きな状態で入れてください。これで氷の溶けるスピードは圧倒的に遅らせることが出来るようになります。

そして効率よくクーラーボックス内を冷やすためのガツンとこおるくんの必要量の目安は、クーラーボックスの底いっぱいに敷き詰める量!

ちなみにガツンとこおるくんは以下の3種類の大きさが販売されています。

  • 350・・・・W110×D30×H165mm
  • 750・・・・W175×D30×H210mm
  • 1000・・・W200×D30×H265mm

この数字はガツンとこおるくん本体の重さを示しています


効率よくクーラーボックス内を冷やすための必要量の目安は 《 クーラーボックスの底いっぱいに敷き詰める量 》です。

外気温やクーラーボックスの性能によって適量は変わりますが、おおよそこのくらいを目安にしておくとよろしいかと思います。

この上にペットボトルで作った氷を数本入れておけば、かなりの時間、凍った状態を保ってくれるはずですので、是非お試しください♪




ガツンとこおるくん サイズの目安
  • 350【小】クーラーバッグや10L以下のクーラーボックスに!
  • 750【中】10Lから20L以下のクーラーボックスに!
  • 1000【大】20Lから30Lのクーラーボックスに!

ガツンとこおるくん実験

「一般保冷剤&ガツンとこおるくん」VS「一般保冷剤&氷」の実験です。




熱交換に関するマメ知識

海鮮を中心としたクール便のクーラーボックスって、それこそ簡単な発泡スチロールのものが使われていますよね。
こんな簡単な薄いものでしっかりと鮮度を保って運べるのか?もっと保冷性能の良いものを使う必要はないのか?なんて考えたことはありませんか?

先程、熱交換についての説明をさせていただきました。

運搬用の発泡クーラーに入る前の魚は、多くの場合、海水の氷水や氷に触れた状態になっており、魚自体の温度は0℃に近い状態になっています。
この状態を保てるように保冷剤や氷を入れた発泡クーラーに魚を入れて、更に上からも保冷剤や氷を足してしっかりとふたをしてガムテープで外気の進入を防ぎます。
この時の発泡クーラーの中は、中に入れたものが動かないくらいまで空間をつぶしています。
この状態で保冷された箱の中に入れられてクール便で送られてくるわけですから、熱交換をする対象物はどれも0℃に近い状態になっているために氷が溶けることなく、荷物が届くというわけです。

また、屋外のイベントなどでプラスチックのコンテナなどで氷水にジュースやビールを入れて冷やしている様子を見かけるかと思いますが、氷水で冷やすと冷蔵庫内で冷やすよりも圧倒的に早く冷えてくれます。
これは『冷蔵庫内の冷えた空間』⇔『飲み物』よりも、『氷』⇔『水』⇔『飲み物』と熱交換が効率よく行われるからです。

いかがでしょうか?熱交換のしくみについてご理解いただけましたか?

ちなみに「ガツンとこおるくん」を上手に使えば、凍ったアイスクリームや冷凍食品もしっかりと保冷された状態で運搬できますよ♪
 ただし、このガツンとこおるくんは先に書いてある通り、完全冷凍まで結構時間が掛かります。使用される予定が分かっていたらなるべく速めに冷凍庫に入れて凍らせておきましょうね。

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