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タックルオフ鳴海店より、リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!

2021/12/03
  • 1,054 view
  • ロッドビルディング・カスタム

 

タックルオフ鳴海店より、

      リメイク・リペア依頼品が入荷しました!!

                         分類(Uガイド交換)

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼品は、ダイワの、、、。

  「BJスナイパー落し込み H-40UM-R」 です。

 

依頼内容は、、、、

#1から#3までの純正のUガイドを指定ガイドに交換。

指定ガイドは、、、。

ニッシンのUガイド(Mサイズ)

 

ご指定のUガイドMサイズに対して、

ご要望は、ナイロン5号が通りやすい様に作成する事。

ブラックジャックスナイパーシリーズは、

過去にも数本、他のお客様のオーダーを受けさせて頂いていますが、

今回のロッドは、初めて見るモデルなのでマジマジ見てます、、、。

(BJSは、デザインもカッコイイ!)

これは、新品ですね!!

キャップにキズ無し、リールシート部もリール脚の締め込み跡も無し。

エンドキャップもキズ無し、この箇所にキズを着けずに使用は不可避。

  

数回使用でも、ラインの擦れ跡が薄っすら入ったりしますが、

その形跡も無いですね、、、。新品ですが、袋無し裸で来ましたよ?

  

#1・#2・#3のみを抜いて、元竿エンドにマスキングして、

ガイド取り付けが完成するまで本体は袋に入れて保管。

  

交換箇所数は、TOPを入れて10個交換。

#1は、TOPガイド・#1-1から#1-4、、、計5個ガイド交換。

#2は、#2-1から#2-3、、、計3個ガイド交換。

#3は、#3-1から#3-2、、、計2個ガイド交換。

TOPガイドは、指定ガイドの、、、T-LFTT3-0.8を使用。

純正TOPはストロークが長く、

T-LFTT3-0.8は、ストロークが短い為、

純正より半分強で差し込み完了。

 

元の剥がし跡は、今回綺麗に剥がれたので、

そのまま接着しました。

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

細いロッドから、ガイドを外す時のコツをご紹介!!

・・・・・Uガイドの外し方ですが・・・・・

通常は、アルコールランプで炙る。・ヒートガンで熱する。ですが、

火・熱)共に対象物が細い・小さいとリスクが一気に上がります。

新品で塗装が白だと(アルコールで炙る・ヒートガンで熱する)両方共に、

熱の入り方で変色する可能性が高いです。

リスクを回避する為に、TOPガイド外し以外は、

(TOPガイドは、ガイドに火・熱を加えます。ブランクではありません。)

アルコール(火)とヒートガン(熱)は、使用しないでガイドを外します。

①ガイドの脚部にデザインナイフを、差し込み掘り起こします。  

ナイフの刃をガイド脚に乗せて削り取るイメージ。

刃は必ずガイド脚を捉える様に削り取ります。

ガイド脚に刃先を這わせる事で、

ブランク塗面の剥がれも防止出来ます。

  

ガイド脚部のみ外すと、スレッドを簡単に剥く事が出来ます。

スレッドの端が出ていれば、そのままスレッドをゆっくり引っ張りながら、

ブランクを回せば、、、、。

  

こんな感じで綺麗に処理できます。

上段が純正ガイド。         左が、D社。

下段が取り付けガイド。       右が、N社。

   

このUガイドは、

おすすめの一押し品です。

メリットは、、、見て分かる様に、ストロークの長い脚に、

デコボコと波打ち加工してあります。

D社・デコボコは純正品にもありますが全体的に小さい。

N社は、よく見ると波の数は細かく、

ストロークが長い分だけ保持力がアップ!!

後、ラインを通すアーチ部が縦に長く加工してあるので、

アーチ部を(寝かすか・立てるか)で太いラインも使用できます。

純正は、アーチ部が低く小さいので、これ以上の加工は出来ません。

Uガイド竿は、特殊なロッドです。

一番は、ライントラブルを少しでも解消できれば、

手返しの増加、操作性の向上により、釣果アップに繋がります。

・・・・・・イシグロ中吉田店!!・・・・・・・・・・・

パーツコーナーのカウンター正面エンドに、

     Uガイドとミニクロガイドが揃っています!!

  

  

こんな感じで、ガイド展開しており、、、。

カウンター内に専属スタッフがお待ちしております。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

D社の穂先に使用されている、スレッドカラーに近い物を探して巻きます。

蛍光色を使用されているメーカーが多いのですが、

このスレッドは、長時間見ていても疲れにくく、

見やすいスレッドカラーです。

剥がし跡の幅に合わせてスレッド巻き!!

  

根本の補強は、根巻きを2回入れて奥に詰める、抜け防止も完了。

ナイロン5号が楽に通過できる角度と、

振出時ガイドが極端に当たらないか、確認してガイドの角度を上げています。

 

#1のガイド交換が終了!!

後は、#2が3個交換。

#3が2個交換を行います。

#2以降のガイドは、スレッド巻の上から塗装されています。

メタリックスレッドのレッド、(ジャストエース左・マタギ右)色合いが近い方で、

ワインレッドの様に、深見のあるマタギのメタリックスレッド(レッド)を使用します。

  

こちらは、スレッドの上からメタリックの塗料が塗られています。

  

スレッドの端を上手く起こしてゆっくり剥がします。

元の巻き幅に合わせてメタリックスレッドを巻いて後は、

コーティングとなります。

  

スレッドの隙間が無いか、Uガイドの位置は真っ直ぐか、

確認してからコーティングに入ります。

エポキシに肉厚も大体純正に合わせて完成!!

  

今回の依頼内容の重要なポイントは、、、。

そう、、このナイロン5号がしっかりUガイドを通過出来ないと意味が無いのです。

店頭の5号ラインを少し頂きまして、、、。

#1の各ガイドにラインを通して、

ゆっくりとテンションを加えます。

  

唯一この箇所が心配です。

元々#1の繋ぎ部で急に径が太くなる箇所で、

これ以上角度を広げると、

#2から引き出せないのでギリギリの角度でお渡し致します。

 

他の番手ガイドは、

Uガイドの角度を合わせてあります。

後は、お客様に好みの角度で、調整して頂きたいと思います。

  

  

無事完成しましたので、

   タックルオフ鳴海店へ、

         定期便にて返送致します。

TOPガイド以外、使用する事は無いと思いますが、一応外したガイドは返送致します。

 


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