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愛知 静岡エリア 2018年10月の海況情報と11月の釣況予測

2018/11/02
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  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

一日の寒暖差も大きくなり、日ごとに秋の深まりを感じられるようになってきましたね。
そろそろ香嵐渓の紅葉の紅葉も見頃を迎えるのかな。

釣りものも紅葉にあわせるように徐々に秋の気配を感じられるようになってきました。
秋の気配を感じて海水温も日を追うごとに徐々に低下傾向にあります。
多くの魚が水温の低下とともに体に脂肪を蓄え、食味の上での旬を迎える秋から冬、グルメの方にとってはこれからが本格的な釣りシーズン到来ですね。


10月の海況情報をまとめてみましたのでご覧ください。

10月下旬現在の海況状況
先月末に引き続き、黒潮は高知県室戸岬付近から南下し、遠州灘付近からゆるやかに北上しています。大蛇行傾向は継続しているもののわずかながら蛇行は緩やかになっているようです。
9月末に列島を横断した台風24号、および10月初旬に日本海を通過した台風25号はさほどの降雨量を記録せず、沿岸水温への影響は小さかったようで、沿岸水温、及び伊勢湾、駿河湾の水温は先月同様に昨年と比べてほぼ同等か、若干高い傾向が続いています。

下の図は2018年10月25日発表の海流概要図です。
(出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html

↓ そしてこちらが昨年2017年10月26日発表の海流概要図です。

10月末現在、沿岸水温については平年並みかやや高い状態が続いていますが、黒潮分流の流勢がさほど強くありません。

気温の低下とともに沿岸水温、及び湾内水温も徐々に低下していきますが、黒潮蛇行の影響による黒潮の分流の流路が沿岸や湾内の水温に影響を与える可能性もあります。
10月末時点の黒潮の蛇行は先月末同様にやや緩やかになってはいますが、今後は再び蛇行が強くなる可能性もあり、伴い沿岸や湾内の水温変化にも影響が出るかもしれません。

次に今後の釣種釣況の傾向と見込みです。

三重熊野灘エリア
10月下旬の沿岸表層水温は21~22℃と時期相応に低下してはいるものの、平年よりもおよそ1~1.5℃高めで推移しています。
尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランが好釣果継続。他、釣りものとしてはタイラバやジギング、ボートアジング(バチコン)ですが、バチコンは船によってはそろそろ終盤を迎えます。
エサ釣りではてウタセマダイや泳がせヒラメ、青物もねらい目で、神島沖のタチウオも中旬くらいまでは釣れ続きそうです。

日本海エリア
10月末現在、対馬暖流の流勢が例年に比べて非常に弱い傾向が見て取れますが、このようなケースでは日本海側の降雪量が少なくなる傾向があります。
まだ福井エリアへの降雪状況を論じるには時期尚早ですが、冬場の福井エリアへの車でのアクセスは昨年と比べて比較的容易になる可能性が高いかもしれません。
タルイカは10月以降は大型も混じって釣れるようになっており、メタル、エサ釣り共に今後に期待出来そうです。
マイカもサゴシの邪魔が減ってきたことで釣果が復活してはいますが、対馬海流の流勢が弱いことの影響からか、福井沖沿岸の水温は平年よりも若干低めとなっているためそろそろ最終盤の気配ですが、しばらくはタルイカとマイカ釣りが楽しめそうです。
もちろんジギングやタテ釣りの青物やマダイもシーズンしていますので、福井エリアの釣りものは選ぶのに困るくらい豊富です。

愛知~静岡エリア
すでにシーズンインしているウタセ五目や泳がせのヒラメ、青物が好釣果継続中です。イワシエサでのヒラメ、青物も11月中には各船でスタートするため、一気に盛り上がるでしょう。
また、タチウオも今年は長く釣れ続きそうな魚影の濃さをキープ中です。ただし、伊良湖沖のタチウオ狙いの船は他の釣りものに徐々に移行すると予想できますが、片名遊漁船による師崎水道の午後船タチウオはもうしばらくは楽しめそうです。
赤羽根港、伊良湖港出船の大山沖アカムツ狙いも10月初旬よりスタートしています。水温の影響からか釣果にややムラは見られますが、今後の本命ターゲットの一つであることは間違いありません。
福田沖のアカムツも大山沖と同様に釣果にムラは見られるものの、日によっては二桁釣果も記録しているため、静岡エリアのアカムツ狙いもいよいよトップシーズン突入と言えそうです。。あわせてアマダイもシーズンインし、深場の底物狙いも面白そうです。。
もう一つの本命ターゲットは伊良湖沖のフグ・カワハギです。特に大型のヒガンフグ混じりで好釣果継続していますので、今後はフグ中心に楽しめそうです。冬場の美味しいターゲットとして注目しておきたい釣りものです。

岸からの釣りでは愛知沿岸各所、浜名湖のハゼがそろそろ終盤となります。水温の低下に伴い、徐々に水深の深い場所がポイントになってくるので、リール竿を使った投げ釣りで船道(ミオ筋)を狙うと良いでしょう。
また、10月中旬より半田周辺堤防でのヒイカエサ釣り、エギングが好釣果継続中でこれからは釣れるフィールドが広がっていきます。今年は例年よりもイカの魚影が濃そうな感じなので、夜釣りのヒイカ狙いも面白そうです。


以上、11月の釣り予想でした。まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(笑。

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