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愛知 静岡エリア 2019年4月の海況情報と2019年5月の釣況予測

2019/05/08
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  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

4月の上旬頃は結構寒く感じたはずなのに、一ヶ月経つとすでに夏日。
釣りに行った際にうっかり日焼け止めを塗り忘れてしまい、強い日差しのおかげですでに日焼けで一皮むけてしまいました。

沿岸水温も中旬頃にやや上昇気配に陰りを見せましたが、4月下旬頃には黒潮分流の影響から再び上昇傾向となり、平年よりもやや高めに推移しています。
また、GW中の晴天の影響も沿岸部の浅いところや伊勢湾、三河湾などの水温上昇に影響を与えているようですね。

では、令和一発目、4月の海況状況と5月の釣況予測です。

4月下旬現在の海況状況
黒潮の大蛇行は相変わらず継続しており、東海地方の沿岸水温は昨年と比べてかなり高い状態が継続しています。
GW中に好天が続いた影響もあってか、伊勢湾、三河湾水温も上昇傾向が見てとれます。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年4月25日発表の海流概要図

2018年4月26日発表の海流概要図

今後の海況予測
引き続き、黒潮本流の蛇行は継続すると思われますので、今後も湾内、沿岸共に平年よりもやや高めの状態が続くと思われ、分流の流路によっては沿岸水温は平年よりも極めて高い状態なることも予想されます。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重熊野灘エリア
熊野灘には19℃前後の暖水が接岸して、高水温傾向が続いています。伊勢湾口海域~志摩半島東岸には16℃前後の冷水が分布し、大王埼沿岸には南の暖水との間に顕著な潮境が形成され、ここにカツオなどの回遊魚の回遊経路が形成されそうです。
尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランで大型アオリイカの釣果が継続しています。岸からのエギングでも良型が出ており、春のアオリイカシーズン突入です。
船釣りではタイラバの五目釣り、夜のバチコンアジング、イカメタル、ウタセマダイなど、様々な対象魚が釣り人を楽しませてくれるシーズンとなっています。

日本海エリア
5月上旬の若狭、敦賀沿岸水温はおおよそ15℃と、平年並みの水温です。長く続いたヤリイカも終わり、今はスルメイカ(ムギイカ)がシーズンインしています。
イルカの回遊等による釣果のムラはあるものの、今後しばらくはこのムギイカ狙いとなりますが。すでにマイカも混じりだしていることから、徐々にムギからマイカへと移行していくと思われます。
他、タイラバで狙うマダイ、アジのコマセ釣りやマダイの完全フカセなどがターゲットとなります。
ジギングでは青物の回遊がやや落ち着き加減ですが、それでもシーバスやメジロ(ワラサ)、マダイから根魚類まで、多様な魚が釣れ続いています。様々な対象魚が狙えるのが日本海エリアジギングの魅力です。

愛知~静岡エリア
愛知師崎エリア出船の泳がせ釣りで釣れていたヒラメもエサとなる活きイワシがGWでほぼ終了となりました。
よって、好調をキープしているカサゴ、コマセ釣りで狙う胴突き仕掛けのアジやサバ、活きたウタセエビを使ってのウタセ五目釣りなどがターゲットとなります。
また、大山沖のイサキもアジ狙いの仕掛けに少しずつ混じって釣れていますので、もしかしたらイサキのスタートが例年よりも早いかもしれません。
5月を迎え、そろそろスルメイカもスタートとなりますが、今年は今のところ小型(ムギイカクラス)が多いようで、例年のように18センチ角の直結仕掛けですとあまり釣果が伸びないようです。
とはいえ、スルメイカは成長が早いイカですので、5月中旬~下旬には例年のような釣りを楽しめると思われます。シーズン初期は11センチや14センチの小さめの角を試してみると良いかもしれません。
師崎沖のシロギスもスタートしました。この時期は産卵前の太った個体が釣れますので、食味もおすすめポイントです。初期は数を揃えにくいかもしれませんが、水温上昇とともに徐々に数釣りができるようになります。
片名港出船、豊浜港出船のアカムツ釣りも釣果が安定しています。福田沖のアカムツもまずまずの釣果が出ていますので、本格シーズン真っ只中といった感じです。
3月から回遊が始まった遠州灘のカツオは釣り場を移動しながらもまだまだ釣れ続いています。海流の分布図で等温線が詰まっているところがカツオが回遊している可能性が高いところです。
今後も潮次第で遠州沖のカツオキャスティングゲームが楽しめそうです。
御前崎沖では3月よりマダイの釣果が継続していましたが、5月に入り、いよいよ乗っ込みマダイが釣れ始めています。またイサキもすでに好釣果が継続。こちらも5月以降も楽しめるターゲットです。

岸からの釣りでは各漁港や堤防でのサビキ釣りでイワシやサバが釣れだしています。こちらも5月以降も期待できそうですし、潮通しの良い釣り場ではアジの回遊も期待できます。
各漁港周辺のカサゴやメバルなどの根魚、セイゴなどの釣果も好調ですが、水温が高めであることから、ちょい投げ釣りでのシロギスも各地で釣果情報が上がっています。

以上、2019年5月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/

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