イシグロ知立店より、
リメイク・リペアの依頼品が入荷しました！
（分類・コルクグリップ交換）
こんにちは、
タックルオフ工房、
担当の福田です。
今回の依頼内容は、
コルクグリップ交換です。
ロッドは、ミスタードンのトラウトロッド です。
グリップ中央コルクが、折れてしまっています。
削り出しからコルクの径を合わせて交換をしていきます。
現在の状況数値は、
コルクグリップの全長は、25ｃｍ
コルク中央の径は、20φ
両端は、上部径、24φ・下部径、23φ
若干下部径の磨耗が見られる。
中央値も20φだが、
コルクの表面を見ると、
縮みによるシワなどがあり、
20φ以上は、
あったのではないかと思われる。
上下にある、
リール脚の止めリングと
削りながらコルクの径を見て、
ベストな径を決定していく。
指定パーツはこちら・・・。
ジャストエースの、「コルクエンドキャップ」25ｍｍ×28φ×12φ・・と、
同じくジャストエースの
「コルクグリップ」250ｍｍ×27φ×10φ シェイプグリップを、
使用してコルクを旋盤加工していきます。
ざっくりと長さを合わせたので、
末端をしっかりカットしていきます。
マスキングテープで、
カット面の位置を確定し、
デザインナイフでカット終了！
コルクの外径は、27φから、
一気に22φ位まで、耐水ペーパーの80番（荒め）を使用して、
削り取ります。
大まかにコルクを削り終わったら、
600番前後の耐水ペーパーで、
全体の面を整えていきます。
旋盤機を高速回転し、
コルクを一気に削ります。
かなり荒めな感じがしますが、
時間短縮とリカバリー分の厚みは、
残してあるので大丈夫!!
※コルク上部の曲線を確認しながら、
少し大きく削り出しておきます。
末広がりで頭部の削り出しをしておきます。
大分、オリジナルに近づいて来ました。
各部位をノギスで測ると、
まだ細かな調整が残っています。
グリップ上部の角度の削り出しと、
エッジ落しを行う。
こんな感じです。
まだ上部の径が、
コンマ2ｍｍ大きいので、
もっと詰めた作業をします。
エンドのコルク削り出しを行います。
上部と同じ削りで曲線を作っていきます。
※旋盤機で、端から今度は目の細かなタイプで、
慎重に端から曲線を出していくので、
削りの角度に気をつける。
下部のエンドも大まかだが削り完了！
微調整は後程。
長さの調整・・。 5mmカット。
後2mm程カットですが、
調整分残しておきます。
オリジナルにリール脚をつけて、
イメージの確認。
コルク径の調整をしていきます。
上下のリング中央に、
リール脚軸部が来る様に、
コルク径の偏りの調整をしました。
ヒートガンで熱しながら、
コルクを剥がしていきます。
細かなブランクについたカスも綺麗にとり、
これから接着に入ります。
接着剤の用意をして、・・・・。 接着完了！
上下のリング（方向を確認）を入れて、
バットエンドの接着をする。
エンドコルクの接着面が、
段差と共に分かるので、
後から表面の削りをします。
大体完成しました。
これから少し手直しします。 穴がポコポコ発生しているので・・・・！
旋盤機で削ると、
コルクの目止めが、
簡単に取れてしまいます。
穴埋め作業をしていきます。
ジャストエースのコルクパテです！
※爪楊枝で穴にパテを押し込んでいきます。
乾燥後のヒケも考えて少し多めに盛ります。
見た目は、雑に見えますが、
山なりに盛り部全体を覆った方が、
綺麗に仕上がります。
乾いて来ると白っぽくなって来ます。
その後は削り作業となります。
耐水ペーパーの1000番で、
表面を削って平にします。
コルク交換前から・・・。
完成です！
これからも、
まだまだ気持ちよく使って頂けると思います。
作業も無事終え完成！
次回の定期便で、イシグロ 知立店 に返送致します。
各店からのリメイク・リペア依頼品を、これからもドンドンご紹介していきます。
愛竿の改造、修理のお問い合わせは、最寄のイシグロかタックルオフまで、
ご相談下さい。
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