先輩社員の声

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曽根 洋一

曽根 洋一Yoichi Sone

1994年入社

モノ作りで日本中のマニアックな
釣り師を唸らせたい!

今現在の仕事内容は?

普段はイシグロ中吉田店の奥にあるスペースにて仕事をしています。ここはイシグロ全店よりお客様より預かった竿の修理をする「タックルオフ工房」という作業スペースがあります。店舗内からこのスペースに入ることはできませんが、ガラス張りになっているためその作業風景は自由に覗けるようになっています。

以前は私自身多くの作業をしておりましたが、今では優秀な職人が育ってきた為そのほとんどを彼らに任せています。私の今の仕事といえば、そういった技術のあるスタッフの育成や、お客様自身に竿の修理や改造、製作をしていただけるような啓蒙活動をすることが主な仕事になっています。社内では特殊な立ち位置となっていて、「マイスター」という役職にて仕事をさせていただいております。

今の仕事につくまで…

ガイド巻き
ガイド巻き作業中

 小売業の当社にて「マイスター」という役職を与えていただいたのですが、ここに来るまでは色々とありました。もともと私も他の社員同様、イシグロ店舗スタッフとして働いていました。子供のころから釣りが好きで、小学校の卒業文集の将来の夢に「釣具屋の社長」と書いたのを今でも覚えています(笑)。社長は別として釣りや魚に関する仕事に就きたいと思ってこの会社に入社しました。

 入社当初は、好きな釣りを同じ趣味に持つお客様と話をしたりするのは楽しく感じていました。しかしやはりそれだけでは仕事はできません。日々接客しながら売り場づくりや担当部門の管理、主任になれば人の管理や指導も任されます。私自身一つのことしか集中することができず、やろうと思ったことはこだわりすぎる面があります。その為人一倍仕事が遅くなることも多く、日に日に不安になっていました。こういう状況からこのままこの会社にいても自分はついていけないだろうと思い、会社を辞める決断をしました。ところがそれを聞いた当時の本社の上司に呼び出され、「お前の性格も知っているし辞めたい理由もわかる。でもそういうお前に向いたプロジェクトを考えているから一緒にやらないか?」と…。それが今のタックルオフの始まりでした。

 もともとモノ作りが好きで、ルアー等もよく作っていました。ただ竿づくりに関しては周りに教えてくれる人もいなければ参考書のようなものもほとんどありません。今のようなネット環境もありませんでしたから、ほとんどが独学でした。しかし元々モノ作りが好きだったのでそれを苦痛と思ったことはありませんでした。店頭で働いていた時にマイナスに感じていた「一つのことしか集中できない」「こだわりすぎる性格」が逆に向いていたのだと思います。

 結局その上司の一言で仕事を続けることとなりましたが、この会社は店舗だけが仕事をする場所ではありません。私もそうですが、その人に合った、又は合うであろう部署で仕事をさせてもらえる機会があります。

ロッドメイキングの楽しさ

 竿を作るというと、非常に難しいと思われるかもしれません。しかし実際はプラモデルを組み立てる感覚で作ることができるものです。自作の竿で釣りをするというのは、釣り人にとっての究極の遊びです。市販の竿だけでも十分釣りは楽しむことができますが、それ以上の楽しみを与えてくれます。自作をするというのは色々な理由があります。「市販品よりいい竿が欲しい」「より自分に合った竿が欲しい」「お金をなるべくかけたくない」「他人と違う竿が欲しい」…など様々です。しかし何より自分で作った竿で魚を釣るということ自体がとても楽しいことだと思います。初めから上手にできる人はいませんし、人に見せるのが恥ずかしい竿かもしれませんが、その竿で釣った一匹の魚は市販の竿で釣った魚よりも大きな感動を与えてくれます。

イシグロの中での工房の役割とは…

自作イカダ竿
ロッドメイキング・・・力作(笑)

 タックルオフ工房では、日々各店舗より送られてくるお客様の修理品を毎月数百件処理しています。当然そういったお客様のご要望にお応えする修理や改造がメインの仕事となっています。しかし本来はこの「竿の修理・改造・製作」という「楽しい工程」をお客様自身にやってもらいたいのです。今現在お客様の竿の修理・改造の工程をブログでアップさせていただいています。それは修理件数を増やしたいという思いはもちろんですが、それ以上に「これなら自分でもできるかも?」と思っていただき、ご自分で始めるきっかけになってもらえばという思いがあります。その為技術的な面での「企業秘密」は一切ございません。こちらで行っている手法に関してはすべてオープンにしています。一人でも多く竿づくりの楽しさを知ってもらい、もっともっとこの「究極の釣りの遊び方」を広げていければと思っています。

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