認知度ゼロからスタートする新事業

勝田01
EC事業課の主な仕事内容を教えてください。

勝田 色々ありますが通販サイトの管理、運営が主な業務です。管理にも色々あって、集客だったりサイトの不具合に対応したり、バナー広告の案だったり。他にもサイトの定期的な更新とか、利用されるお客様が快適に使える決済方法を研究したりとか。基本的に更新などは社内で完結できるシステムを導入しているのでEC事業部でやっています。

通販サイトの集客の戦略は?

勝田 広告をどう打っていくか、効果的にイシグロの通販サイトが拡散するように戦略を練っています。最初にページを立ち上げる時にSEO対策をとれるようなサイト構成を考えたりします。他にはヒットしやすい記事を作るのも大切で…たとえば「中古ジギングロッド」でネット検索をした時に、イシグロの通販サイトの中古ジギングロッドのページが検索にヒットしやすくなるように記事の内容を考えるんですよ。内容の充実したおすすめ中古ジギングロッド!のページが通販サイト内にあったとして、それが検索の上位に表示されたとする。お客様が検索してなんとなくご覧になった時に、それが実はイシグロのページだったみたいな。リスティング広告も効果が高いし、やれる事はまだまだありますね。

勝田02
EC事業部のやりがいを教えてください。

勝田 商売そのものは好きなので物を売る事がやりがいなんですけど、通販の面白いところって寝てる間に商品が売れている所なんです。通販って、対面の接客ができないしお客様が商品を選んでいる姿が見えない。でもお客様の興味をそそるようにこちらから仕掛けた広告、例えば特集ページとか見やすいように並び替えたりとか商品比較の提案をしてみたりとか、色々と仕掛けるんです。そういうものにお客様から反応が得られた時はやっぱり嬉しいですよ。どういう風に仕掛けていくかもアイデア次第で無限にあるわけで。そこはお客様の姿は見えないけどお店とやっている事は一緒なんです。

敷かれたレールがない不安。だからこその楽しさとは

勝田03
新事業部として立ち上げのタイミングから関わっているわけですが、不安はありましたか?

勝田 当時、事業部として立ち上がる事は決定していたけどそれ以外の事は何も決まっていない状況でした。正直、どうする?っていうところからのスタートで。でもコンサルタントも入っていたし、立ち上げること自体にそこまで不安はなかったですね。ただ一つ、すごく不安に思った事は、サイトがオープンするまでは売上が立たないことです。利益がたたない状態で自分の人件費だけがかかっているような状況はプレッシャーでした(笑)サイトがオープンしてからも売り上げが立たない日もあって。店頭スタッフの思い描くイメージでいうと、イシグロを利用してくださるお客様に通販サイトを有効に使ってもらおうっていう感じかと思うんですけど、立ち上げの時点から僕の思い描くビジョンは違いました。イシグロを利用されていない全国にターゲットを持って行くことが大前提だったから。イシグロをご利用いただいているお客様はもちろんですが、店舗のない地域の方々にもイシグロを広く知ってもらおうっていう目標があったんです。イシグロの中古の強みは、買い取った釣り具をそのまま売るわけではなくて、しっかりとメンテナンスをして売っていただいたお客様の想いも一緒に販売する事なんです。もちろん時間も人件費もかかるところですが、それを知ってもらえたお客様には喜んで頂ける。店舗ではできない、全国へ向けてイシグロの中古販売の素晴らしさを発信する役割を担うのは楽しいですよ。