5月27日(日曜日)、浜名湖沖初心者船釣り教室が開催されました。
浜名湖沖の釣り教室はどういうわけか、荒天で中止となる確率が高く、言うなれば「呪われた教室<(゚ロ゚;)>」
実は4月に予定していた初心者船釣り教室も中止となっていたのですが、今回も狙ったかのように台風2号が発生。「たのむからこれ以上こっちに来ないでくれ」と心の中で手を合わせていました。
そんな願いが通じたのか、当日はウネリこそあるもののまずまずの釣り日和となり、午後2時、定員一杯の12名のお客様を乗せた宝成丸は新居浜名港を離れて一路浜名湖沖の漁礁へと船を走らせました。
最初のポイントに到着し、まずはスタッフがデモンストレーションでコマセの振り方や棚の取り方を説明しようと仕掛けを投入してコマセを振り出すと・・・
「あっ、来ましたよ~」「あっ、もう1匹来ました。あっあっ、もう1匹、いや、2匹?」
凄い引きで考えられないくらい竿が曲がり、何とか水面まで巻き上げてくると、なんと50cm近いヒラソーダの6連!もう一人のスタッフにタモ入れしてもらい無事に取り込み、「では皆さん、こんな感じで釣りをしてください。」と伝えると皆さんから「凄いデモンストレーションを見せてもらった」と拍手を頂いちゃいました。コッパズカシイ・・・
で、それからがまさに船上が戦場でした!12人全員がヒラソーダとの格闘!ちょっと巻上げを躊躇するとサビキの針全部にソーダガツオが掛かってしまい、巻き上げに一苦労。しばらくは針の数だけ掛かってくるヒラソーダとの格闘でスタッフは船上を走り回っておりました。
ひとしきりヒラソーダとの格闘を楽しんだ?あとは「他の魚を狙いましょう」ってことでポイントを変更。さあ、次はもうすこしゆっくり出来るかなと思ったのもつかの間、魚群探知機に出た反応の正体は大サバ!ここでもサバとの格闘のゴングが打ち鳴らされ、再び船上は戦場に。
船釣りをされた事がある方ならご存知の方もいらっしゃると思いますが、ヒラソーダ、サバともに釣ったらすぐにサバ折りして血抜きをしなくてはならない魚、
「お腹をあっちに向けて、こうして指を入れてサバ折りをしてください。そうしないと血飛沫を浴びますよ」とご説明したのもかかわらず、船上のあちこちはまるで惨劇の後の様相に。
午後5時をまわる事には殆どの方のクーラーボックスは蓋も出来ないような状態になりましたが、それでもまだまだコマセを詰めて投入を繰り返すのはDNAに深く刻まれた狩猟民族の性でしょうか。
いや、楽しいんです♪全員こぼれんばかりの笑顔で釣りをされています。こんな経験が出来るのは船釣りだからこその特権です。
午後6時前、船のマイクを使って「皆さん、そろそろ終わってもよろしいでしょうか?」と問いかけると、ほぼ全員からイエスの答えをいただき、帰港の徒につきました。
港について宝成丸の竹内船長からヒラソーダの捌き方の実践、血合い肉についての注意事項などの特別レクチャーがあり、皆真剣に聞き入っていました。
と、言うわけで今回の初心者船釣り教室は台風2号の影響なんて頭から吹っ飛ぶような入れ食いで大満足の釣果で終えることが出来ました。
浜名湖沖初心者船釣り教室は秋にも企画しております。いつもこんないい思いが出来るとは言いませんが、こんないい思いが出来るかもしれないのが船釣りです。 船釣りを始めてみたいという方、この船釣り教室でぜひ船釣りを体験してみてください。もしかしたら病み付きになってしまうかも・・・
浜名湖沖の教室だけでなく、各地区でも様々な釣り教室を開催しております。イベント募集情報をチェックして是非参加してみてください。"