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タックルオフ沼津店より、
リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!
(分類・投げガイド取付け)
こんにちは、 工房担当の福田です。
今回の依頼品は、こちらの・・・
「キススペシャル 405AX ストリップ」です!
今月は、投げ竿のガイド取付けが多く、
今回も、指定内容がてんこ盛り!!
ガイド位置、シート位置、スレッドカラー、収縮チューブの位置・長さなど。
それでは、オーダーフォームを確認しながら作成して行きます!

お客様のサンプル写真を頂きました。
今回のスレッドパターンも、色違いのこんなデザインになります。
収縮チューブ上で、部分飾り巻きのセパレート仕様になります。

指定スレッドは、マタギの
9610Dスレッドと、9860Dスレッドを使用します。

指定ガイドは、富士工業のセットガイド!
T2-RVTG30F6セット使用。
人気上昇中! T2ガイド!!
トップガイドも、T2のトルザイト!
T2-MNTT8F-3.6を使用、このセットを取り付けて行きます。




#2は、このRVガイドを付けます。

ガイドのつま先はしっかり削ります。
ガイドフレームが黒いので、削れ方がしっかり確認出来ます。

リールシートは、T-NS7GLを使用!
チタンガイド仕様には、この定番シート!!
シート下に熱収縮チューブを指定に長さ分入れます。



スパインを出して、トップガイドを取り付けます。
9610Dスレッドを、5周巻き、9860Dスレッドで巻き上げます。



指定数値をしっかり確認して、他のガイドも取り付けてます。



この所ほぼ、毎週取り付けている!
チタンガイドには、これです!!
チタンシートT-NS7GL
※薄型でブランクへ、タイトにセット出来、
シートのズレが発生し難い優れモノ!!

プレートシート下に入る熱収縮チューブは、
指定の長さが、収縮させて185㎜。
シート位置は、シートの肩位置からエンドまで860㎜。



収縮チューブを少し長目にカットして、指定数値付近で収縮させます。



収縮後、プレートシートを指定位置に仮止めします。
チューブの長さ指定は185㎜ ・シートの長さは、145㎜

デザインナイフの刃先を変えて、早速作業に入ります!

収縮チューブのカット方法は意外と簡単です!

このゴムの切れ端は、リールシート下に入れた収縮チューブの両端です。
収縮チューブは上から全部カットしている訳ではありません。
全部上から押し当てながら切るとブランクにキズが付きます。
切れ端の断面を見て頂ければ分かりますが、
マスキングテープに沿って上からゴムを切っているのは、
表面のみで、後は引っ張って千切っていると表現した方が正解です。
これはゴムの特性を活かしてカットしていく方法です。
ゴムは切れ込みが入った方向へ力が入ると、
切れ込みに沿って千切れて行くその特性を、収縮チューブ上で利用しています。
慣れて来ると簡単に出来ますが、
デザインナイフを入れる、力加減を間違えるとブランクにキズが付きます。
表面のみに切れ込みを入れる事が重要です。

・・・簡単な動作順序です!・・・
マスキングに沿って表面のゴムを薄く切ります。
①ゴムの端を切りマスキングまでゆっくり引っ張ります。
②先にナイフで切られた筋に乗せます。
③途中ゴムが切れていない所は、
端を引っ張りながらゴムのみを切りながら進みます。
④ ③を繰り返しながら1周すると⑤・⑥になります。
① ➔ ② ➔ ③ ➔ ④




⑤ ➔ ⑥

こんな感じで、余分なゴムをカットします。

これで上下カット完了で、
指定の長さ185㎜になります。

シートの肩部からバットエンドまで、
860㎜指定です。 位置もバッチリ!

ゴム185㎜ ー シート145㎜ =40㎜。
40㎜÷2(上下分)=片方が20㎜の分配となり、
リールシート脚からのチューブまでの長さとなります。

位置がしっかり決まれば後はスレッドを巻くだけです。



ゴムチューブ端の処理をします!

ゴムチューブの端は、そのままスレッドを巻くと乗り上がらないので、
エッジ部をデザインナイフで斜め均等にカットしていきます。
段差を無くす事によりスレッドの乗り上がりを助け綺麗に巻く事が出来ます。



上記の作業を上下行いバランスを見て完了です。
後は、コーティングのみとなります。

これで写真のイメージに近い状態となります。

#2のブランクに、
RVガイドを取り付けます!
ブランクはキズが着かない様に、
マスキングした上でブランクを転がしてスパインを見つけます。
ブランクの玉口保護のキャップを外して、玉口からガイド取付位置を測ります。

位置が決まれば後は取付けて完了!



エンドグリップにも、
熱収縮チューブを入れます!

収縮チューブを入れる長さは、エンドキャップを外して、
指定数値170㎜まで入れます。
丁度、滑り止め加工がしてある所までです。

収縮も考え180㎜カットします、
収縮後上下の末端を指定数値にカットします。

滑り止め加工部より、5㎜上部にセットして収縮させます。
端からゆっくりと満遍なく熱する事で、ムラ無く綺麗に収縮させる事が出来ます。
あっち、こっち、まばらに熱すると縮みきれていない所が発生します。
一定の速度で、収縮しているか確認しながらエンド部まで行います。



エンド部まで収縮させたチューブをカットします。



こちらのチューブも指定長さにそろえます。

こちらもチューブカットを行います。



カット後の切り口は、ゴムが引っ張り千切れた所がヒゲの様に出るので、
火で炙り出ているヒゲを再度収縮させます。


こちらも飾り巻きをします。
エッジをスロープ状にカット後、スレッドを巻き始めます。
飾りの長さは、リールシート部の飾り巻きと同じ長さにします。



こんな感じで完成です!

コーティングも綺麗に完了しました!!
収縮チューブ上で、エポキシが滲む事無く、
無事完了!!




それでは依頼店の、
タックルオフ沼津店へ、
定期便にて返送致します!!

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