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釣りの最中、「最近リールが重い」「巻きがスムーズじゃない」と感じたことはありませんか?
その”違和感”は、すでにトラブルの始まりかもしれません。
オイルやグリスを”足すだけ”のメンテでは、一時的に軽くなっても根本的な改善にならず、かえってトラブルを悪化させるケースもあります。
この記事では、リールが重くなる原因と、スタッフが実践している正しいケア方法を紹介します。
もくじ
釣行後に残った塩分や砂が内部に入り込み、ベアリングやギアが固着することで回転抵抗が増します。
「重くなってきた」と感じた時点では、すでにサビや摩耗が進行している場合も少なくありません。
この段階でオイルを足しても、塩分や汚れを閉じ込めてしまうだけです。

種類の違う潤滑剤を重ね塗りすると、化学反応や粘土変化を起こし、逆に巻きが重くなります。
また、塗りすぎたグリスが埃を吸着し、さらに動きを悪化させる悪循環に陥ることもあります。

リールは精密な機械です。
使用を重ねるうちに、塩・砂・水分が少しずつ内部へ侵入し、ベアリングやギアに負荷を与えます。
それが「巻きの重さ」として手に伝わる頃には、すでに内部が傷み始めています。
つまり、”重くなってから”のメンテでは手遅れ。
症状が出る前の”予防ケア”こそが、リールを長持ちさせる最大のコツです。

釣行後は、リールを軽く流水で洗い流して塩分を落としましょう。
※注意点は「勢いをかけすぎない」「お湯を使わない」「ドラグを締めてから」の3つ。
高圧のシャワーやスチームは内部に水が入り、サビや異音の原因になります。
洗ったあとはタオルで水分を拭き取り、風通しの良い場所で自然乾燥。
ドラブノブやハンドル根元など、水の溜まりやすい箇所は特に丁寧に乾かしましょう。

リール全体にオイルを差す必要はありません。
重点的にケアすべきはこの3か所。
・ベール部
・ハンドルノブ部
・スプール軸部
それぞれに1滴ずつ。塗りすぎてはみ出てしまった分はティッシュや綿棒で拭き取りましょう。
使用頻度が高い方は、数釣行ごとに軽く注油するだけで動きが安定します。
ギヤ部や内部のグリスアップは、1~2ヶ月ごと、または10釣行前後が目安。
頻度が高いほど潤滑が安定し、軽快な心地を維持できます。
リール内部の分解は何度が高いため、状態を悪化させる可能性があります。
そのためメンテナンス初心者の方にはおすすめできません。
年1~2回のメーカーオーバーホールをおすすめします。

当店では、スタッフも実際に使用しているリール専用オイル・グリスセットをご用意しております。
リールケアの初心者でも扱いやすいセットとなっております。
当店インスタグラムでも動画にてオイル・グリスアップの初期ケア法をご紹介しております。
一度正しいケアを試してみてください。
巻きの軽さが維持しやすくなります。

・リールが”重くなってから”では遅い
・オイル・グリスの混ぜすぎ・塗りすぎが逆効果
・軽い流水洗い+拭き取りが基本
・オイル・グリスの注油は「ベール・ハンドルノブ・スプール軸」を数釣行ごとに
・内部グリスアップは定期ケア+年1~2回のオーバーホールで安心
釣り人の手の延長ともいえるリール。その調子ひとつで一日の釣果も変わります。
「次の釣行までに少し手をかける」___それだけで、あなたのリールは見違えるように軽くなります。