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オフショアリールのギア比のお話し♪

2021/06/09
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こんにちは、静岡オフショアの山本です。

今回はオフショアジギング、ベイトリールギア比のお話しです♪

このタイミングで何故?と思われるかも知れませんが…(ムフフ)

これからジギングを始めたいという方や、

そろそろリールを追加購入しようかな、

という方のご参考になればと思います!

今回は長文です…笑

店頭でお話ししていると、皆さん躊躇せずHG(ハイギア)を選ばれている傾向にあります。

少し深堀して、人気リールでハンドル1回転あたりの巻き取り量を見てみると…

シマノ オシアジガー1500HG:97cm

シマノ オシアジガー2000HG:117cm

ダイワ ソルティガ15H:100cm

ダイワ ソルティガ35NH:119cm

シマノ オシアコンクエスト200HG:78cm

シマノ オシアコンクエスト300HG:84cm

ダイワ ソルティガIC100:70cm

ダイワ ソルティガIC300H-SJ:98cm

となります。

同じサイズ感で比べてみるとほぼ同じ数字となりますネ。

(オシコン300HGとソルティガIC300H-SJは少し開きがありました)

ざっくりと駿河湾近辺での用途としては、

・オシコン200HG、ソルティガIC100

 沼津~清水の夜タチウオ、近場のSLJなど(水深~50mくらい)

・オシコン300HG、ソルティガIC300

 清水~焼津などの昼タチウオ、近場のライトジギング(水深~100mくらい)

・ジガー1500HG、ソルティガ15H

 近場のライトジギング、中深海(水深~200mくらい)

・ジガー2000HG、ソルティガ35NH

 近場~遠征ジギング、中深海(水深~300mくらい)

こんな感じでしょうか?

ある程度は大は小を兼ねるとは思いますが、あまりに大きすぎるリールは

アングラー側に負担がかかりますので、一般的には上記までのサイズ感で選ばれると思います。

さて、ここからが本題です。

例えば御前崎近海ライトジギング用にジガー1500番を用意しようと仮定して、

本当にHGを選んで正解なのでしょうか??

ここで、1500番のギア比を巻き取り量で比較してみると…

1500HG:97cm

1500PG:78cm

その差、19cmで何が違うのでしょうか?

HGの方が巻き上げスピードが速くトルクが弱い

PGの方が巻き上げスピードは遅くトルクが強い

というのは簡単に想像出来ると思います。

問題は実釣時にどう使い分けるか…

私の場合は「ジャークの釣り」「フォールの釣り」を基準に考えています。

ジャークの場合は遊泳力のある青物(カンパチ、ワラサなど)が主なターゲットとなり、

誘い上げのスピードが重要なファクターになります。

この場合は巻き上げスピードが欲しくなるため、迷わずHGを選択します。

実際はもっと早いギア比でも良いカモ…

そしてフォールの場合、ジャークの後にフォールアクションを入れるわけですが、

ここでリールを巻きすぎると糸ふけを回収してしまいフォールアクションが妨げられてしまうのです…

しっかりとフォールを入れる為にはこの糸ふけを作ること、つまり

PGで敢えて巻き取り量を抑えることが効果的です。

実際はHGとPGの間があると使いやすいカモ…

ということで、同じジャークのピッチで使用した場合には、

ジャークを中心に組み立てる(HG)か、

フォールを中心に組み立てる(PG)

で、HGPGを使い分けると釣りが組み立てやすい!ということになります。

ご自身の行かれる海域ではどちらのパターンを多用されるか、

今一度お考えいただくキッカケになればと思います♪

もちろん店頭では個別にご相談に乗らせていただきますので、

お気軽にお声掛けくださいネ★



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