静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

イシグロ西春店より、リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

2023/06/12
  • 984 view
  • ロッドビルディング・カスタム

  

イシグロ西春店(受付担当スタッフ松久)より、

リメイク、リペア依頼品が入荷しました!!

こんにちは、

工房担当の福田です。

今回の依頼店は、イシグロ西春店。

依頼品は、ダイワ 「ブラック・レーベルSG・55IL+RB」

依頼内容は、「2ピース化」

 

通常は、1ピースロッドのセンターカット(半分)ですが、

今回は、

「グリップ寄りの変則2ピース化」です。

グリップ側にインロー芯を入れて、

ダイワのロゴ「D」の上からピン有りのスレッド巻き!!

ブランクカットが重要!!

ひし形ヤスリで、8番目ガイド(元ガイド)下脚のピンラインから、

下2mm箇所のブランクを1周ゆっくり回転させながカットする。

丁寧にカットする事で、内部のカーボンが剥離を起こさせない様にする。

ブランクは平行に固定、ヤスリは垂直に削り作業を行う。

カットしたら#2のバット側と、#1の穂先側の両カット断面を丁寧に削り整える。

 

#2の内径よりも少し太いインロー芯を用意。

#1と#2の玉口は、マスキングテープで3,4周きつく巻いておく。

インロー芯の出し入れを繰り返すと、

玉口が裂ける可能性が高い為、必ず玉口の補強をする。

 

インロー芯を旋盤機で回転させながら先から削って行く、

スリ合わせとは、、、

差して削り、差して削りを繰り返し、オス部、メス部、

カーボン同士の接地面積を増やし抵抗を作る事で、

インロー芯部に緩みが無く、

抜き差しが出来るジョイント部を作成する事です。

インロー芯表面とブランク内径の接地面を少しずつ削り合わせる。

 

#1に入るインロー芯部、

元部(バット)に近いのでインロー芯は長めに設定。  #2に入る接着部55mm

 

インロー芯材の穴加工。

インロー芯の中にインロー芯を入れて補強。

メーカーにもよりますが、

穴にEVAを詰めたり、カーボンを詰めたりと、

メーカー毎に処理過程が違う。

基本は芯材にカーボン芯を入れて補強。

 

内径に合うカーボン芯をエポキシでしっかり接着。

  

乾燥後、前後の余分な芯材はカットして面取りして終了。

これでゴミや水が入るトラブルは無くなる。

 

#2側にインロー芯を接着。

接着剤は、「メタルロック」

チタン、ステンレス、炭素素材の接着には抜群の威力を発揮。

カーボンは炭素素材!! ガッチリ接着出来る!!

 

2液を等分出し良くカクハン。

カクハン後、#2の中にインロー芯が入る所まで剤を押し込む。

インロー芯にも塗り#2に押し込む。

その動作を2.3回繰り返して、塗りムラが発生しない様にする。

後は#2を逆さに持ち、内部の剤がインロー部に溜まる様にして、

約5分間乾燥を待ちます。

これで遊びやガタツキもほぼ防げて、内部でガッチリ止まる。

  

これでインロー芯の接着は完成。

#2の口巻き補強をシルバー/ブラックで巻く。

 

 

コーティングして完成。

 

しっかり梱包して、、、。

 

ご依頼店のイシグロ西春店へ、

定期便にて返送致します。

今回の作業金額は、

工賃金額、8,000円(税抜き)となります。

ご参考までに、、、。

イシグロ西春店の店舗情報は、こちら⇩


釣り大好きスタッフが集めた新鮮な釣り情報がいっぱい!釣果情報新着一覧はこちら!


イシグロ店舗スタッフ発!さまざまな情報の新着一覧!店舗ブログはこちら!


イシグロ店舗へのアクセス・営業時間のご案内や店舗発信の新着情報各種はこちら!


TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる