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海上釣堀用ズボ釣り、脈釣り竿の作製~

2018/06/14
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  • ロッドビルディング・カスタム

こんにちは! タックルオフ高林店 久保田です。

梅雨ですが、初夏のいい季節になってきました。

そんなときは、手軽に海上釣堀はいかがですか?なんてよく聞く話。

でも、初めてだと意外と釣れなかったり、ウキ釣りだと渋いときは反応が鈍いとき、ありますよね。

針と軽めのオモリをつけて穂先で当たりを取るズボ釣り、えさの重みだけで釣る脈釣りができると安心です。

本格的な方はいかだ竿などを利用しますが、かなり繊細なので取り扱いが大変です。

ですので、かいづ竿ベースで作ってみました。この竿は比較的粘りのある柔らかい竿です。

ガイドを外します。元竿のガイドはそのまま。

このグラスソリッドを使用します。かなりスローテーパーで柔らかいです。

まずはガイドを合わせてみます。先端は0.5ミリなので、対応するガイドが無いのです。

とりあえず入れて、大体の長さを確認。先端のカットは少なめでいけそうです。

問題なくガイドセッティングできるので、逆刺ししてコミ部分を確保してテープで印をつけて、

鉄ノコでカットします。削るようにゆっくり切っていきます。

ここで一工夫。摩擦が安定するように塗装を取ります。カッターの刃を垂直に当てて削り取っていきます。

あとは普通に組み込み伸ばしてコミを確認します。

1番ガイドの1.0mmのガイドが止まるようにブランクを瞬間接着剤などで太くして、バランスを確認して、カット。

トップガイドは絡まりにくいPLGSTを使用しました。

組み上げてみると、#1がずいぶんと長く元竿に収まりません。

このままカバーをつけて持ち運ぶのも手ですが、

#2のガイド間隔も比較的短いので、#2-2Gの上にビニールテープなどで太くして下がらないようにします。

そうすれば、#1が保護できます。

こんな感じでカバーを取付します。

1号のオモリでこんな感じに曲がります。

この竿の使い方は、手前のガイド3個ぐらいでスパライルにガイドを固定、#1は下向きガイドになるよう伸ばして使用します。

これに小型カウンターつき両軸リールにフロロカーボンラインを「通し」で針のみ結んで使用します。

つまり、脈釣りです。つまりスイベルやハリスを別につけることはしません。つけるのは針のみ。

いかだ竿だと短いので手前のネットに引っ掛かったり、繊細な穂先ですから扱いが大変です。

この改造だと、長さは2.5mぐらいですし、ガイドがリング付ですから3B程度のオモリでもレールのクラッチを切ってスルスルと糸が出て行きます。

すこし比重のある練り餌と青ジャムシとの組み合わせなら、オモリなし、ノーシンカーでゆっくりと落ちていく演出が手軽にできます。

手返しを良くしたい場合は、1号のゴム張りオモリを取り付けるだけでOK。すばやく落ちますので、ガンガン釣れるときも大丈夫。

ぜひ、お試し下さい。

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