静岡県から愛知県を中心に釣り具の店舗販売を行う「イシグロ」の釣り人のための情報ポータルサイト
私たちは持続可能な開発目標(SDGs)を支援しています.
この店舗のブログ一覧へ

愛知 静岡エリア 2019年5月の海況情報と2019年6月の釣況予測

2019/06/05
  • 1,196 view
  • 海況・釣況予測

こんにちは 愛知エリアフィッシングアドバイザーの宮崎です。

5月に入って早々に連続の夏日を記録し、夏を思わせる陽気に体がおかしくなりそうな私です。
でも、イサキやシロギス、アオリイカなど、この時期にならないと楽しめない釣りがあるんですよね~。
我が家の庭に植えた大葉もそろそろ収穫できそうですので、薬味として活躍させられるお魚を釣ってこなければと思うこの頃・・・


では、5月の海況状況と6月の釣況予測です。

5月下旬現在の海況状況
黒潮のは四国沖で南下し、静岡県西部~愛知県の沖エリアに向かって北上しています。特に渥美半島の沖の水温は黒潮本流の影響を受けて高水温状況が続いており、その傾向は今後も継続すると思われます。
対して紀伊半島の沖は黒潮本流の流路の影響を受けて平年よりも水温が低い状態が続いています。

出展  海上保安庁 海洋情報部 三管区海洋速報より http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KAN3/kaisyo/kaikyo/sokuho/sokuho.html
2019年5月30日発表の海流概要図

2018年5月31日発表の海流概要図

今後の海況予測
引き続き、黒潮本流の蛇行は継続すると思われますので、今後も愛知静岡の湾内、沿岸共に平年よりも高めの状態が続くと予想されます。

今後の釣種釣況の傾向と見込み
三重熊野灘エリア
黒潮の流路が先月までと変化し、分流の流入が期待できない状況となってはいますが、伊勢湾口海域~志摩半島東岸水温は20℃と平年並みの水温を保持しています。尾鷲、紀伊長島ではアオリイカのティップランで大型アオリイカの釣果が継続しています。
岸からのエギングでも良型が出ており、アオリイカシーズン真っ只中といえます。
船釣りではタイラバの五目釣り、ジギング青物、夜のバチコンアジング、イカメタル、ウタセマダイなど、様々な対象魚が釣り人を楽しませてくれるシーズンとなっています。

日本海エリア
5月下旬の敦賀沿岸水温は平年比でほぼ同等から0.5℃程度高めとなっています。イカメタル、胴突き仕掛けでのスルメイカ(ムギイカ)はイルカの回遊等による釣果のムラはあるものの、釣り人を楽しませてくれています。
5月下旬にはマイカも混じりだしていることから、徐々にムギからマイカへと移行していくと思われます。
また、ムギイカ狙いのポイントでは大羽のイワシやアジの回遊があり、イカ釣りの副産物として人気です。他、活きイカを使ってのイカマダイ、タイラバで狙うマダイ、アジのコマセ釣りやマダイや青物の完全フカセなどがターゲットとなります。
ジギングではメジロ(ワラサ)、マダイから根魚類まで、多様な魚が釣れ続いています。様々な対象魚が狙えるのが日本海エリアジギングの魅力です。

愛知~静岡エリア
愛知師崎エリア出船の泳がせ釣りで使用される活きイワシがほぼ終わりましたが、5月後半より港前で釣った子サバを使っての泳がせ釣りでヒラメ、青物が好調に釣れています。
この釣果はまだしばらく続くと思われますので、泳がせ釣りファンの皆さんにとってはうれしい情報です。
また、愛知エリアで人気の吹き流し仕掛けでの大山沖イサキは5月下旬から徐々に釣果が出始めましたが、まだまだ本調子までには程遠い釣れ具合です。おそらく6月中旬から下旬頃にはオスの接岸とともに爆釣が始まるはずですので、期待したいところです。
活きたウタセエビを使ってのウタセ五目釣りではコダイ、カワハギ、カサゴなどの五目釣りが好調です。

師崎前のシロギスが今年はよく釣れています。これからが本格的なシロギスシーズンですので、6月の釣果上昇は間違いないところでしょう。
スルメイカは今年は今のところ小型(ムギイカクラス)が多いようで、例年のように18センチ角の直結仕掛けですとあまり釣果が伸びないようです。
とはいえ、スルメイカは成長が早いイカですので、6月中旬頃には例年のような釣りを楽しめると思われます。
3月から回遊が始まった遠州灘のカツオは釣り場を移動しながらもまだまだ釣れ続いています。海流の分布図で等温線が詰まっているところがカツオが回遊している可能性が高いところです。
また、キハダマグロの回遊も多いようで、今後も潮次第で遠州沖から金洲にかけてのカツオキャスティングゲームやキハダジギングゲームが楽しめそうです。
御前崎沖の乗っ込みマダイはイサキ混じりで好釣果が継続中です。また駿河湾内のタチウオも5月より釣れ始めていますので、夏の風物詩でもある駿河湾タチウオ夜釣りを楽しむのも良さそうです。

岸からの釣りでは各漁港や堤防でのサビキ釣りでイワシやサバ、コアジなどが釣れています。こちらも6月以降も期待できそうですし、ちょい投げ釣りではシロギスもよく釣れています。また、知多半島エリアではアオリイカの釣果が例年になく良いようです。湾奥のエリアでも釣果が聞かれ始めていますので、これから産卵期までの期間、アオリイカの釣果も期待できそうです。

以上、2019年6月の釣り予想でした。
まったくもって私の私的な予想ですので、もし予想が外れてもノークレームでお願いいたします(^○^)/

TOPへ戻る

釣り投稿

閉じる