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海上釣堀のミャク釣り用にカスタムしました!

2019/06/07
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  • ロッドビルディング・カスタム

タックルオフ高林店 久保田です。

ダイワ シーパラダイスM300が入荷しましたので、ミャク釣りカスタムをしてみました。

元々海上釣堀でオールマイティに使えるロッドです。これをカスタムしていきます。

グラスソリッドチヌ 全長120cm 先径0.5mm 元径5mm。

このまま使用すると元竿に納まりきれません。

そして、無加工では合うガイドも無いので、先端10cmほどカットし、

下も25cmカットして、肉盛して#2へあわせます。

どうしても強い#2にグラスを継ぐとこういう急激な曲がりになってしまいます。

#1のガイドを増やし、少しでも軽減するようセッティングしました。

柔軟な穂先のため、曲がり、ベンディングカーブは非常に先端だけ曲がる形となってしまっています。

ガイドを増やして#1の負担を減らしてはいますが、

過度に竿を立てて強い負荷をかけるようなことをしないで下さい。

先端は0.8mmのガイドが使えます。5個の遊動ガイドを配置。

下向きに使う前提のセッティングにしました。

#2は中間1個を2個に。#3は1個追加しました。

これは、ベイトリールで使用するとき、スパイラルにガイドをセットして使うためです。

下から4個のガイドをらせん状に配置して#1、#2は下向きで使用します。

スピニングはそのまま通常通りで使用できます。

穂先はこんな感じ。1号おもりです。

使用パーツ
トップガイド 250円
#1遊動ガイド 170円×5個
#2遊動ガイド 300円
#2遊動ガイド   350円
#3追加遊動ガイド 400円
トップカバー 450円
#1チヌ用黒グラスソリッド0.5mm120cm 1050円

工賃
#1作製 400円
口ガイド接着 100円×2箇所
コミ作製 1000円
追加カット 200円

こちらのカスタム済みのロッドは1点のみですが販売しております。こちらからどうぞ。

https://tackleoff.com/products/149211

#1を柔らかくすると簡単に釣れる理由
一般的にはウキ釣りで釣る方がほとんどですが、どうしてもウキの浮力調整タナの調整しっかりやらないと、釣果が伸びない場合がほとんどで、調整もかなりシビアです。タナを探りながら釣るのも大変です。

ズボ釣り、ミャク釣りなど、軽いオモリやエサの重みだけで落していく釣り方の場合、針だけ、針とオモリだけと仕掛けがシンプルで自然に落ちてくるエサを演出し、タナを上から探りながら釣ることが可能です。

この竿はこのズボ釣り、フカセ釣りをするための竿です。

穂先を柔らかく、しなやかにするメリットは、魚に与える違和感を減らし、エサを加えている時間を長くするためです。

マダイは「ガツガツ」と吸い込む、というより、噛み付くような食べ方をするので、穂先が硬いとすぐに吐き出そうとします。

しかし、最初の違和感がないとそのままガツガツ食べてくれて針掛かりすることもあります。

シマアジのような「吸って吐いて」を繰り返す魚の場合、普通に食べるときも吸って吐いての繰り返しですから、アワせるタイミングがそもそも短いのです。違和感があるとすぐに吐き出してしまいます。

柔軟な穂先ですと吸っている時間も長く大きくアタリが出て非常に分かりやすいのです。

欠点としては、穂先が柔軟であるため、穂先がぶれてしまいます。竿掛があると手振れを押さえられ、アタリが分かりやすくなりますので、一緒に使用することをお勧めします。

以前のグラスロッドベースの海上釣堀用カスタムはこちら。

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3641


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