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細い先径と強いベリーをどう活かすか | LOGIGEAR AJプラス510の特徴と考え方

2026/08/09
  • 74 view
  • ロッドビルディング・カスタム
細い先径と強いベリーを持つLOGIGEAR AJプラス510を解説。先径をそのまま活かす組み方、チタンティップとの相性、掛ける動作へつなげやすい特性、他のアジングブランクとの違いを説明します。

細い先径と強いベリーをどう活かすか LOGIGEAR AJプラス510の特徴と考え方

アジングブランクを選ぶ時、
先径の細さや感度に目が行くことがあります。

もちろん、それも大切です。

ただ、ロッドビルドで重要なのは、
その細さをどう使うか。
そして、入力を受け止めるブランク本体がどう働くかです。

LOGIGEAR AJプラス510は、
先端部には細さがありながら、
ブランク本体にはしっかりとした強さがあります。

実際に曲げてみても、
ティップからベリーまでダラッと入り込むタイプではなく、
ベリーで入り込みすぎず、反発を残す感覚があります。

つまりAJプラス510は、

細い先径で反応の入口を作り、
反発のあるベリーで受け止めて掛けにいくブランク。

この細い先径と強いベリーをどう活かすかで、
仕上がるロッドの性格は大きく変わります。

もくじ



スペックで見るAJプラス510の特徴

LOGIGEARのアジング系ブランクを比較すると、
AJプラス510の立ち位置が見えてきます。

先径

元径 自重 ルアーウェイト
TRセンシティブ54 約1.4mm

約7.5mm

約17g 0.5~7g
AJストリーム53 約1.5mm 約7.5mm 約21g 0.5~10g
AJプラス510 約1.3mm 約8.4mm 約24g 4~20g

 






AJプラス510は、比較すると先径が細いブランクです。


一方で、元径は太く、
ルアーウェイトも4〜20gまで背負える設定になっています。

つまり、入口となる先端部には細さがありながら、
ブランク本体には負荷を受け止める強さがある。

ここがAJプラス510の大きな特徴です。

単純に「繊細なブランク」として見るのではなく、
細い先径と、反発のあるベリーをどう使うか。

そこを考えることで、
AJプラス510の面白さが見えてきます。




細い先径をそのまま活かす道

AJプラス510は、
必ずチタンティップを継がないと成立しないブランクではありません。

先径約1.3mmという細さをそのまま活かすことで、
ブランク本来の反響性や掛け感を残したロッドに仕上げることもできます。

ここで大切なのは、
「細い先径=柔らかく乗せる」
という考え方だけで見ないことです。

AJプラス510は、先径こそ細いものの、
ベリーから先には入り込みすぎない強さがあります。

そのため、細い先径で反応の入口を作りながら、
出たアタリをロッド全体で吸収しすぎず、
ベリーで受け止めて掛けにいくことができます。

ティップを足して繊細さを作るのではなく、
AJプラス510本体が持っている細さ、反響性、反発をそのまま使う。

この組み方では、
アタリや操作感がぼやけにくく、
反応が出た瞬間から掛けにいく動作へつなげやすいロッドに仕上がります。

つまり、細い先径をそのまま活かす道は、
AJプラス510本来の掛け感を前面に出す組み方です。



チタンティップを組み合わせる道

AJプラス510は、細い先径をそのまま活かすだけでなく、
チタンティップを組み合わせることで、
別の方向性を作ることもできます。

アジングロッドとして、
より小さな変化や軽い入力を拾いたい場合、
繊細なチタンティップとの相性は良いブランクです。

小さな変化を拾うのはチタンティップ。
その入力を受け止め、掛ける力に変えていくのがAJプラス510本体。

この役割分担が、AJプラス510では作りやすいと感じます。

チタンティップは、軽い入力に対して繊細に入る部分です。

しかし、その先のブランク本体が弱すぎると、
拾った入力がロッド全体に逃げてしまい、
掛けにいく動作へつながりにくくなることがあります。

AJプラス510は、ベリーで入り込みすぎず、
反発を残しやすいブランクです。

そのため、チタンティップで拾った小さな変化を、
ベリーで受け止めて、
そのまま掛ける動作へつなげやすい。

つまりAJプラス510は、
繊細なチタンティップで拾った入力を、
掛ける力に変えやすいブランクです。

チタンティップで入口を繊細に作り、
AJプラス510本体で止めて掛ける。

この組み合わせによって、
「繊細に拾う」と「しっかり掛ける」を両立しやすいロッドに仕上げることができます。



Tsulinoチタンティップを組み合わせる場合

AJプラス510にチタンティップを組み合わせる場合は、
Tsulino「二段テーパーチタンティップ ライトゲーム用」がひとつの選択肢になります。


AJプラス510は先径約1.3mmのブランクです。

そのため、チタンティップを継ぐ場合は、
単純に長く足せば良いというより、
ブランク先端とチタンティップの外径が自然につながる位置を見ながら調整する必要があります。

【組み合わせの目安】

・使用するティップ
二段テーパーチタンティップ ライトゲーム用

・ティップ最大外径
約1.5mm

・ブランクのカット位置
外径1.5〜1.6mmになる位置

・接続方法
ブランク側を加工して差し込み接着

ブランク側の詳しい加工方法については、こちらの記事で紹介しています。

[チタンティップの取り付け方法はこちら]
曽根流!ロジギア・アジングロッドへのチタンティップ取り付け方法公開!


繊細さを強く出したい場合は、
チタンティップの有効部分をやや長めに残す。

反対に、AJプラス510本体の反響性や掛け感を強く残したい場合は、
チタンティップを長く取りすぎず、
ベリーの反発を活かす方向で組む。

このあたりが、AJプラス510をチタンティップ仕様にする時の考え方です。




ベリーで止めて掛けにいく感覚

AJプラス510を実際に曲げて確認すると、
負荷が小さい時は先端側から曲がりが入ります。

そこから負荷を増やしていくと、
曲がりは徐々にベリー側へ移っていきます。

ただ、ティップから元側まで
同じようにダラッと入り込んでいくわけではありません。

負荷に応じてベリーまで曲がり込みながら、
元側にはしっかりと強さが残ります。

この曲がり方があるから、
出た反応に対してロッド全体が入り込みすぎず、
掛ける動作へつなげやすい。

AJプラス510の掛け感は、
柔らかく乗せていくというより、
出た反応に対して、こちらから掛けにいく方向です。

細い先径から曲がりが入り、
負荷が増えればベリーで受け止める。

その先には、ブランク本体の強さが残る。

実際の曲がり方を見ると、
AJプラス510が「掛ける」方向に使いやすい理由が見えてきます。



感度をどう考えるか

AJプラス510は、
反応が手元に返ってくる感覚の強いブランクです。

ただし、
「シリーズ最強の感度」
と表現してしまうと、少し違うと思います。

感度には、いくつかの方向があります。

TRセンシティブ54のように、
違和感を残す感度。

AJストリーム53 曽根カスタムのように、
情報を多く出す感度。

そしてAJプラス510のように、
出た反応をぼやけさせず、
掛ける動作へつなげる感度。

AJプラス510は、
感度を競うブランクというより、
拾った反応をどう掛けるかまで考えやすいブランクです。

細い先径から反応を捉え、
出た反応を掛ける動作へつなげていく。


AJプラス510は、
そうした感度の使い方がしやすいブランクだと感じます。


AJプラス510の感度は、
出た反応を掛けにいくための感度。

そう捉えると、特徴が分かりやすくなります。



掛けた後の余力

AJプラス510の特徴は、
アタリを掛けにいく瞬間だけではありません。

掛けた後にも、ブランクに余力があります。

細い先径で反応の入口を作り、
ベリーで入り込みすぎずに受け止める。

さらに負荷を掛けていくと、
曲がりはベリー側へ移りながら、元側には強さが残ります。


ただ硬いだけのブランクであれば、
掛ける瞬間は速くても、
魚の動きに対して余裕がなくなることがあります。

反対に、全体が入り込みすぎるブランクでは、
魚を掛けた後は安心感があっても、
アワセの力が逃げやすくなることがあります。

AJプラス510は、その中間というより、
掛けにいくための反発と、
掛けた後に受け止める力を持ったブランクです。

だから、アジングロッドとして考えた時にも、
掛ける瞬間だけでなく、
その先の負荷まで受け止める余力がある。


この余力があるからこそ、
AJプラス510は他のアジングブランクとは違う立ち位置になります。



バチコンやボートマゴチにも応用される理由

AJプラス510は、アジングブランクでありながら、
バチコンやボートマゴチにも使われる実績があります。

ただし、ここを
「何でも使える万能ブランク」
として捉えると、少し違います。

大事なのは、用途の広さそのものではなく、
AJプラス510本体が持っている受け止める力です。

細い先径で変化を拾い、
反発のあるベリーで受け止め、
掛けた後もブランク本体に余力がある。

このバランスがあるから、
アジングだけでなく、負荷の掛かる釣りにも応用されていると考えられます。

バチコンであれば、
リグの重さや水深による負荷が掛かります。

ボートマゴチであれば、
底を取る操作や、掛けた後の魚の重さを受け止める必要があります。

そうした場面でも使われていることは、
AJプラス510が持つ力強さを裏付ける要素になります。



TRセンシティブ54・AJストリーム53との違い

同じLOGIGEARのアジング系ブランクでも、
TRセンシティブ54、AJストリーム53 曽根カスタム、AJプラス510では方向が異なります。

TRセンシティブ54は、
小さな違和感を残す方向のブランクです。

アタリを強く出すというより、
魚が触れた時の違和感を消しすぎず、
掛けるのか、待つのかを釣り人側に残す。

そういう意味では、
判断の余白を残すブランクと言えます。

AJストリーム53 曽根カスタムは、
チタンティップ加工が施された完成形として、
情報を多く出す方向のブランクです。

小さな変化や食う前の気配まで、
手元に出やすい。

その分、反応が早く出るため、
早合わせになりやすい一面もありますが、
情報量を武器にしていくブランクです。

一方で、AJプラス510は少し違います。

細い先径をそのまま活かせば、
ブランク本来の反響性と掛け感を前面に出せる。

チタンティップを組み合わせれば、
繊細な入力を拾い、
それを反発のあるベリーで受け止め、
掛ける力に変えることができます。

つまり、

TRセンシティブ54は、
違和感を残す。

AJストリーム53 曽根カスタムは、
情報を多く出す。

AJプラス510は、
拾った反応を掛ける動作へつなげる。

この違いで見ると、
AJプラス510の立ち位置は分かりやすくなります。

感度の良し悪しや、どれが上かではなく、
どの情報をどう使って釣るか。

その中でAJプラス510は、
出た反応をぼやけさせず、
掛けにいく動作までつなげたい時に面白いブランクです。



まとめ

AJプラス510は、
細い先径と反発のあるベリーをどう活かすかで、
ロッドの性格が変わるブランクです。

先径は約1.3mmと細く、
反応の入口を作りやすい一方で、
ブランク本体にはしっかりとした強さがあります。

特にベリーは入り込みすぎず、
掛ける動作へつなげやすい反発を持っています。

細い先径をそのまま活かせば、
ブランク本来の反響性や掛け感を前面に出すことができます。

一方で、チタンティップを組み合わせれば、
より繊細な入力を拾い、
それを反発のあるベリーで受け止め、
掛ける力へ変えていくことができます。

TRセンシティブ54のように違和感を残す方向とも、
AJストリーム53 曽根カスタムのように情報を多く出す方向とも違う。

AJプラス510は、
拾った反応を掛ける動作へつなげていくブランクです。

細い先径と強いベリーをどう活かすか。

そこを考えながら組むことで、
AJプラス510の面白さがより見えてくると思います。

商品ページはこちら
Tsulino/LOGIGEAR AJ Plus 510(ライトゲーム・パス・ボートシーバス) | イシグロ公式オンラインショップ

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