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スタッフ中居解説 シーバスベイトタックル入門第1回~基礎知識編その1~

2018/09/18
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こんにちは!イシグロ西春店の中居です。

 

愛知県各地でシーバスの釣果が盛り上がってきていますね!

 

 シーバスのルアーフィッシングはスピニングタックルで行うのが一般的ですが、

自分はここ5年ほどベイトタックル専門でシーバスを狙っています。

近年ひそかに盛り上がりつつあるベイトタックルでのシーバス釣りですが、

全くの予備知識なしで挑戦すると、壁に当たって挫折してしまう人がちらほら・・・。

お客様からも相談を受けることも多いため、ここに自分が5年かけて積み上げてきたノウハウを

これから何回かにかけて解説していこうと思います。

第2回ライン編

第3回リール編(シマノ)

第4回リール編(ダイワ)

第5回ロッド編その1

第6回ロッド編その2

第7回ルアー編

以下、かなりの長文になるので、お時間のある時にご覧ください。

 

シーバスやソルトルアーにおいて、ベイトタックルを使ってみたい方へ、

 

まず知っておいてほしいことがあります。

よくスピニングとベイトだとどっちがやりやすいの?という質問を良く受けますが、

使いやすさだけなら間違いなくスピニングが良いです。

特定の条件や、特定のルアーを使う状況においては、

 

圧倒的にベイトタックルが有利な場合が確かに存在しますが、

 

一般的な港湾、河川のシチュエーションで、ベイトタックルを使って釣れる状況は

 

スピニングタックルでも釣れる状況であり、むしろ扱えるルアーがスピニングに比べて

 

制限されるため、TVゲームで言う「縛りプレイ」の状態といってもいいかもしれません。

 

このシリーズで書いていく内容は、ベイトタックルを使ってみたいという方々に、

 

挑戦するかどうか判断する材料としてみていただきたいのと、

 

今ベイトタックルを使っていて、困っている方々の解決方法のヒントになればと

 

思っています。

 

というわけで今回は、

ベイトタックルを使う上で注意してほしい点

を中心に解説していきます。

 

何に注意すればいいかわかれば、どう使うかも見えてくるはずです。

 

注意点その1 「ベイトタックルを使ったことがある人も無い人も、

使いこなすには相応の鍛錬が必要です。」

 

皆さんご存知のとおり、ベイトタックル最大のデメリットは「バックラッシュ」が

 

発生することです。これを防ぐためには、ルアーの弾道をよく観察し、ルアーが水面に

 

着水する少し前に、スプールの回転を止めるサミング」をする必要があります。

 

これが全くベイトタックルを使ったことが無い人の最初のハードルとして

 

立ちはだかります。ただサミング自体は、少し練習するだけで誰でもできるようになります。

 

まずは明るく開けた障害物の少ない場所で、ブレーキを強めに設定し練習しましょう。

 

「もともとバス釣りやってたから、そんなの余裕!」という方ももちろんいらっしゃると

 

思いますが、シーバス釣りは夜釣りがメイン。

 

ルアーの弾道や、着水点が確認できない夜間のキャスティングは、大幅に難易度が上がります。

 

Qどうすればいいのか?

 

A慣れるしかありません。

 

訓練方法としては、いきなり遠投するのではなく、まずは近い距離に投げていき、

 

タイミングを掴み、徐々に距離を伸ばしていきます。

 

それをいろいろな形状や重さのルアーで試していくことで、だんだんと

 

大体のタイミングというのがつかめてくるものです。

 

注意点その2 「特に自重の軽いルアーは扱いづらくなるが対処法はある」

 

もともとベイトリールは軽いルアーを投げるのが苦手です。軽いルアーは空気抵抗で

 

失速したり、風の影響を受けやすく、バックラッシュしやすくなります。

 

自分はベイトのキャスティングにはかなり自信がありますが、それでも実用性を考慮

 

して7gより下のルアーは極力投げません、極端にトラブルが増えてしまうためです。

 

スピニングに比べると軽いルアーには制限がかかりますが、逆にベイトは重いルアーや

 

引き抵抗の大きいルアーは非常に得意です。

 

鉄板系バイブレーションやブレードベイト、ビッグベイトなどはスピニングより格段に

 

扱いやすいためシチュエーションによって使い分けるのがおススメです。

 

また最近は、こと軽量ルアーのキャスティングに特化したベイトリールも発売されて

 

います。タックルのセッティングしだいである程度克服できるのであまり

 

悲観的になることはありません。

 

注意点その3 「最大飛距離ではスピニングに劣る場合が多い」

 

その2とも若干かぶる話なのですが、特に軽いルアーや空気抵抗の大きいルアーは、

 

スピニングのほうが遠くに飛ばせます。

 

また横風や逆風が吹く状況だと、バックラッシュする確率が上がってしまうため、

 

ベイトタックルでは飛距離が出しづらくなってしまいます。

 

河口やサーフなど大場所での釣りでは、魚を釣る確率を上げるために飛距離を

 

出すことは必須条件なので、そのようなシチュエーションではベイトタックルは

 

向いていない・・・と考えがちですが、しかし、これはあくまで比重が低い、

 

もしくは空気抵抗の大きなルアーに限った話なので、メタルジグやバイブレーション

 

などのルアーではむしろ逆にベイトのほうが飛距離が出しやすかったりします。

 

注意点その4 「こまめな整備が必要」

 

ベイトリールは、キャスト時にスプールそのものが回転するという特性上、

 

スプールの回転性能=飛距離に直結します。

 

できれば毎回が良いですが、最低でも一ヶ月に一回は、スプールを取り出し、

 

ベアリングに注油してください。

 

またスピニングに比べるとボディ内部に水が浸入しやすいため、海水や汽水で

 

使ったあとは、ドラグをしっかり締めた状態で、真水のシャワーで洗い流し、

 

塩分を抜きましょう。(その後しっかり乾燥させましょう)

 

1年間まともに使えば↑写真のような状態になり、性能も大幅に低下するので、

 

メーカーにオーバーホールに出すのがおススメです。

 

機械いじりに自信がある方は自分で整備するのも可能ですが、自己責任になるため

 

メーカーにお任せするのが無難です。

 

 

 

ここまでざっとシーバス釣りにおいてベイトタックルがいかに扱いづらいか

 

説明してきました。

 

やはり扱いやすさという点では、圧倒的にスピニングが優れていると思います。

 

ところでみなさん、疑問に思いませんか?

 

ここまで理解していて、それでもベイトタックルを使い続けるのかなぜなのか?

 

たしかにベイトタックルは

 

「投げづらくて」「使うルアーも限られて」「おまけにメンテナンスの手間もかかる」

 

だがそれがいい

 

1番最初に僕は言いました「ベイトタックルにメリットはない」と

 

しかし、ベイトタックルにはそれを気にしないくらいの魅力があります。

 

扱いづらいからこそ練習し、日に日に上達していくキャスティングへの達成感!

 

限られるからこそ、雑誌を読み漁り、ルアーメーカーサイトを巡回し、

 

使いやすいそうなルアーを探し、試す試行錯誤!

 

手間がかかるからこそ沸いてくる道具への愛着!

 そして、あらゆる障害を乗り越え手にした1尾への満足感!

 

これに一度ハマるともう抜け出せない。

 

今の釣りにマンネリを感じている方!新しいことに挑戦したい方!

 

ほかの人とは違うタックルで釣りがしたい方!

 

ベイトタックルでのシーバス釣りに挑戦してみませんか?

 

これを見て興味がわいた方は、次回以降詳しいタックル解説をアップしていきますので

 

お楽しみに!

 

来週もスタッフ中居とベイト地獄に付き合ってもらう…。

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