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スタッフ中居解説 シーバスベイトタックル入門第3回~リール編その1シマノ~

2018/10/02
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こんにちは!イシグロ西春店の中居です。

前回に引き続き、シーバス用ベイトタックルの解説を行っていきたいと思います。

今回は「ベイトリールの選び方」についてのお話しです。

前回の記事はコチラ~ライン編~

第一回はコチラ~基礎知識編その1~

以下、かなりの長文になりますのでお時間のある時にゆっくりお読み下さい。

→2020年新製品 エクスセンスDC SSの解説はコチラ←

一口にベイトリールと言っても最近はシーバス専用機種から、軽量ルアーに対応したモデルなど、

様々な機種が発売されてきています。

今回は用途別にスタッフ中居オススメのリールを、

何が優れているのか、どう使いやすいのか

をメインにお話していきたいと思います。

~ケース1 これからガチでベイトタックルのシーバスゲームを始めたい人向け~

まず、これから本格的にベイトタックルを使いたいという方に一番にオススメしたいリールは、

「シマノ 17エクスセンスDC」!

なんといっても、シマノ独自のブレーキシステムである「DC(デジタルコントロール)ブレーキ」は、

スプールの回転を電子制御して、バックラッシュを抑える画期的なブレーキシステム!

ほとんどのベイトリールのブレーキは、スプールの回転数に応じて、ブレーキ力が変化する仕組みになっています。

つまりスプールが回転している限り、常にブレーキも掛かっているという状態です。

DCブレーキは、スプールの回転数の変化をセンサーで感知し1/100秒単位で必要なところでブレーキをオン、

必要ないところでは完全にオフを繰り返すことで、効率的にブレーキを掛けて、飛距離を伸ばす仕組みになっています。

またキャストした瞬間に突風が吹いたりして、急激にルアーが失速すると

それを感知してブレーキを強くかけてバックラッシュを防ぐ、もしくは被害を最小限に抑えることもできます。

現在のエクスセンスDCに搭載されているのは「4×8DCエクスセンスチューン」というブレーキで、

これはシーバス用ルアーをPEラインでトラブル無く遠投するための最新システムです。

ボディ内部のダイヤルで、F(フロロライン)モード、N(ナイロン)モード、P(PE)モード、

XP(PEライン追風遠投)モードの4種類からモードを選択し、

外部のダイヤルでさらに8段階のブレーキ力を選ぶことができます。

スタッフ中居が現在愛用しているリールで、基本的にPモードのダイヤル4~7で、

ほとんどのシーバスルアーをストレス無くキャスティングする事が出来ます。

さらにXPモードなら、バイブレーションやメタルジグなどの高比重ルアーをかっ飛ばすことができ、

なれた人ならスピニングタックルを使うよりも飛距離を伸ばす事ができます。

ただ、XPモードは極端にブレーキ力を抑えているため、バックラッシュし易く

追風もしくは、無風状態での使用がオススメです。

Pモードのダイヤル4で投げることが出来たルアーでも、

XPモードだとダイヤル7でもバックラッシュする事が結構あります。

Pモードでも十分に飛距離が出るので、無理に使うのはオススメしません。

エクスセンスDCは、ギアが「マイクロモジュールギア」になっているため、巻きごこちがとってもシルキー!

ここぞ、という時合で集中してリーリングする事ができます。

またエクスセンスDCは、スプール幅が狭いナロースプールを採用しています。

これは細いPEラインを使用するときに、スプールとボディの隙間にラインが挟まったり、

中に入って絡まったりするトラブルをふせぐのと、

レベルワインドとラインとの角度をなだらかにし、ラインの放出抵抗を抑えて、飛距離を出しやすくするためです。

さすが専用機種ということで、PEラインを扱いやすいよう、細かい所まで配慮されているのが良く分かります。

メーカーのホームページでは特に紹介されていませんが、スタッフ中居的にはドラグ性能もほかのベイトリールに比べて、

スムーズで細かな設定ができるように感じます。ドラグの引き出し音がしっかり鳴るのもポイントが高いです。

スタッフ中居は、ひとモデル前のエクスセンスDCも使っていましたが、前回モデルの足りなかったところや、

改良点をしっかり直してきているあたりに、シマノのモノづくり意識の高さを感じます。

ちなみに個人的には、実用的に安定してキャスティングできるルアーの自重の限界は7gまでだと思っています。

初心者の方でもサミングがしっかりできれば、

10g以上のルアーならほとんどトラブル無くキャスティングする事が出来るはずです。

 

~ケース2 ちょっと試しにベイトシーバスを始めてみたい人向け~

試しにシーバスをベイトタックルで狙ってみたいけど、エクスセンスDCは高すぎる・・・、という方にオススメなのが、

「シマノ 17スコーピオンDC HG」

販売価格がだいたいエクスセンスDCの半分くらいで、非常にリーズナブルなDC搭載リールです。

スコーピオンDCに搭載されているのは「I-DC5」と呼ばれるDCシステムで、

これは上位機種のメタニウムDCと同じシステムです。

内部ダイヤルでF、N、PEの3モードを選択でき、ブレーキ力を外部ダイヤルで1~4の4段階に調整できるのと

A(オート)モードを搭載しています。

Aモードは文字通り、ブレーキ力を自動で調整してくれるため、ルアーチェンジの度にダイヤルを調整する必要がなく、

ベイトリールに慣れていない方には非常にうってつけの機能となっています。

スプールはナロースプールを採用しているため、放出抵抗が少なく、ラインがスプールとボディの隙間に入るトラブルも軽減されています。

ちなみに、メタニウムDCとスコーピオンDCの違いは、

  1. メタニウムDCの方が圧倒的に軽い(195g)
  2. メタニウムDCはマイクロモジュールギア搭載。
  3. メタニウムDCにはXGモデルの設定がある。

といった具合です。

 

~ケース3 10g以下の軽量ルアーがメインの人向け~

同じシーバス釣りでも、軽量プラグをメインに使う場合や、クロダイ狙いで57gのラバージグやワームを扱う場合なら、

「シマノ 17カルカッタコンクエストBFS」

「シマノ 18アルデバランMGL」

がオススメです。

本来ベイトリールは軽量ルアーが苦手ですが、上記2機種はスプールの自重を軽くすることで、回転に必要な慣性を低くし、

軽いルアーでもバックラッシュせず投げることが可能です。

とくにカルカッタコンクエストBFSは、通常のカルカッタコンクエストの100番と同じボディを使用しているため、

強度にも優れています。ドラグサウンドシステムもあり!

 

~ケース4 ビッグベイトパターンやランカー狙いで使用する人向け~

「シマノ 18アンタレスDC MDXG」

今年発売し大注目を浴びている、アンタレスDCのパワーゲームモデルであるアンタレスDCMD(モンスタードライブ)。

エクスセンスDCとの違いは、ボディやドラグ力などをよりパワーゲーム用にチューニングしたのと、

DCブレーキが、F、N、Pの3モードに加え、XBモードを搭載しています。

XBモードとはエクストラビッグベイトモードのことで、

大型のジョイントベイトやS字形ルアーなどの空気抵抗の大きいビッグベイトの専用モードになります。

DCのセッティングを独自にチューニングしている為、従来のDCではなかなか飛ばしづらかったビッグベイトでも

快適にキャスティングする事が出来ます。

 

さて、ここまでシマノのオススメベイトリールを紹介してきました。

お気づきの方も多いと思いますが、DCブレーキのリールが大半を占めています。

これには自分なりの理由があって、まず第1にDCリールはトラブルが少ないことです。

特にナイトゲームでは、ルアーの弾道が目視で確認できないため、サミングでの細かいスプールの回転の調整がしづらく、

その分オートマチックでスプールの回転を調整するDCブレーキは非常に助かります。

第2にDCリールはキャスティング時に独特の「キュイ~ン」というブレーキ音がします。

慣れてくるとこのブレーキ音によってスプールの回転数を聴覚で把握し、

大まかなサミングのタイミングをはかることが出来るためです

それなりに訓練は必要ですが、

通常のブレーキシステムよりかはるかにトラブルが少ないDCブレーキは使わない手はありません。

 

最後に、リールに糸を巻く際の注意点を説明したいと思います

糸を巻く際、リールのエッジギリギリまで巻く方も多いと思いますが、

とくにPEラインになれていない方は、オススメしません。

自分はエクスセンスに巻く場合でも、リールエッジから1mmから2mm少なくまきます。

ブレーキを締めても空中でラインが多く出過ぎたり、バックラッシュしてしまう方は是非ためしてみて下さい。

 

次回はリール編その2ダイワをお送りします。

 

お楽しみに!

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