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タックルオフ沼津店より、リメイク・リペア依頼品が入荷しました!

2019/12/03
  • 1,873 view
  • ロッドビルディング・カスタム

 タックルオフ沼津店より、

           リメイク・リペア依頼品が入荷しました!

こんにちは、               (分類・グリップ改造)

工房担当の福田です。

 今回に依頼品は、

「リップルフィッシャーのグリップリメイク」です。

   前回1本リメイクさせて頂いたお客様から、好評だったのか?・・・。

     ありがたくリピート頂く形となりました。

前回は、フロントEVAの加工をさせて頂きました。

  今回は、ほぼグリップ全体の作業となります。

オーダーフォーム内容を、再度細かく描き直します。

自分で書き直す事により、内容の細かな把握と、

無理、矛盾が見えてくる時は、

受付店にこの図を送れば先方も理解して頂けます。

 少し変更もありながら・・・、

・フロントEVAは、

16㎝から、19㎝へ延長。

・ロゴ入りアルミパイプは、

パイプシート前方から後方へ移動。

パイプシートは、ダウンロックからアップロックへ。

・リアのEVAグリップは、

少しシェイプさせます。

・エンドグリップは、

そのまま使用します。

※上からパーツを入れていくので、

エンドはそのままです。

それでは、

フロントEVAかいつもの様に、

開いて行きます。

デザインナイフで、

裏表2本縦にEVAを切ります。

マイナスドライバーで、

テコ入れを少しずつ行いEVAを剥がして行きます。

メーカーによって内部に使用されている、

アーバーは違います。

今回は薄紙のアーバーでしたが、

薄紙の蜜盛りの方が隙間が出難く、

グリップに力が込めやすいです。

ロゴ入りのアルミパーツを外します。

このパーツは再利用で、

パイプシートの下部に入る重要なパーツとなります。

熱の加え方と力の入れ方に気を付けないと、

すぐに変色や変形は免れないので慎重に外します。

 

無事大事なアルミパーツも外れました。

一番大変なパイプシートを外す前に、

少し仕込みをします。

パイプシート後方EVAを5cm位カットして、

綺麗に下地のブランクを剥き出しにします。

それでは、これから一番重要な、

パイプシートの外しに取り掛かります。

・・・・今回の作業ご紹介ですが・・・・

  今回の内容は、

現在タックルオフ工房で受付していない作業内容となり、

通常は破壊して新品パーツを使用します。

今回に限り、TELにて問い合わせが多かった作業内容と、

お店からの依頼内容が一致しましたので、

曽根マイスターとの相談の結果ご紹介に至りました。

ご参考までの内容と、受け止めて頂きます様、

ご了承下さい。

簡単にメリットは、

・純正品のパイプシートを再利用出来る。

 出来栄えも違和感が無い。

デメリッドは、

・パイプシートの変形(外し失敗)

 純正パーツの手配は不可能。

・ヒートガンで熱を加える為ブランクに、

どの位のダメージが加わるか分からない。など・・。

 

パイプシート移動をして見たいとのご要望が多いが、

(特にカゴ釣りのお客様)

リスクも他の作業に比べると高いので、

工房での作業内容受付から外させて頂いています。

どうしてもと言うお客様もいらっしゃいますので、

成功に近づく作業内容を順に追って説明します。

※チャレンジして頂くお客様は、

申し訳ございませんが、自己責任となります。

・・・それでは、実際に行っていきます。・・・

パイプシート中央に貼ってある、

名盤はそのまま熱収縮チューブをすると、

溶けてしますので、先に外しておきます。

最後に貼る為、汚れ無い様に保管して置きます。

     

パワープレーで、

    パイプシートを外します!!

オーダーフォームでは、

DPS20パイプシートを逆に取り付ける内容でした。

※今から行う作業が、必ずしも成功するとは限らない為、

今回、破損の場合は新品注文での取替えになります。

・・・・・やり方です!・・・・・

①パイプシートの前後は綺麗にします。

②次にパイプシートが入る長さと径がある熱収縮チューブを用意します。

③収縮チューブを被せてヒートガンで熱を加えて行きます。

※成功の鍵はこの熱がうまく入っていれば、④の動作が楽に出来ます。

④ゴム手袋で頃合を見ながらパイプシートを、

一気にねじり上げます・・・外れます。

 以上が簡単な流れです。              

 

ヒートガンで遠目から時間をかけて熱し、

パイプシートに熱が入った頃合を見て、

一気にゴム手袋で上部にネジリ上げます。

熱がしっかり入っていると、

必ず緩んできます、後は力任せにネジリ上げます。

必ず熱がこもっている時に動かします、

熱が冷めてくると内部の接着剤が効いてくるので、

動かし難くなります。

 

※握力と腕力に自信がある方は、

リメイク出来る竿など余裕があれば、

チャレンジしても面白いと思います。

   

格闘の末、・・・15分後外し完了!

このやり方はとても有効ですが、

いつも成功の駄賃として、

いらないマメを頂く事が多く、

御多聞漏れず、

今回も手のひらに1個マメもらいました。

これ以降の作業は、

接着になる為、アルコールやアセトンが、

特に良く染みて痛い・・・、

熱を加えたパイプシートは、

熱が下がるまで暫く、

そのままにしておきます。

この作業後は、いつもすごいと思うのは、

富士工業のパイプシート製品の耐久性の高さです!!

ヒートガンの熱は、かなり高温になります。

ゴム手袋をしていてもかなり熱いです!そんな状態でも収縮チューブ内の、

パイプシートは、変形、変色、パイプの縮みがほとんど見られませんでしたが、

絶対では、ないのでご理解ご了承下さい。

今回フードのカラーは、チタンコーティングタイプです。

ガイドのチタンは熱の加わり方で変色しますが、

フードのチタンコーティングの変色は見られませんでした。

富士工業だけに限ってでは無いですが、(釣具全般)

ジャパン・クオリティーの高さ!

そんな製品を普段、普通に使用している事を、

改めて再認識させられます。

 

熱が冷めた頃合を見て、

収縮チューブを外します。

チタンコーティングは、

ご覧の通り新品と変わりません!(一応一通り確認しました!)

  

内径もしっかりキープ!

熱が加わったDPSの20は、

しっかりと20φをキープしています。

そのまま再利用にまったく遜色無いです。

山場を越えたので後は、

EVAをカット、削り加工となります。

ブランク径は18φなので、

マタギさん、EVA・HTE42シリーズの19φを、

フロント分とリア分で2本使用します。

マタギ HTE42719          ・フロント玉口径値    ・中央部径値    ・リア部径値

    

指定の長さにカット!

削りもシェィプ具合をみながら、

削り込みを行う。

  

EVAフロント加工も削りは完了!

   

リアグリップのEVAも剥がして行きます。

→ → → 

コアテープで、均等にテープを入れていきます。

2液性のエポキシで接着します。

  

リアのEVA接着完了!!

エポキシもタップリ塗り込みました。

アルミパイプリングの接着もOK!

リング幅が狭いのでコアテープを、

3分割にして接着の保持力と強度を高めます。

    

DPSパイプシートの接着もOK!

コアテープを等間隔に巻きエポキシで接着。

  

加工したフロントEVAを接着します。

  

接着完了!

 

オーダーフォーム最後の依頼内容は・・、

玉口1cmにスレッド巻き実施!

  

玉口コーティングも完了しました!

大物竿なので玉口コーティングも厚みを出してあります。

・・・・・・・(ビフォアー&アフター)・・・・・・・・

           フロントEVA加工

   (ビフォアー)            (アフター)

   現状16cmから・・、               19cmへ延長へ、

                            玉口出し1cmスレッド巻きコーティング。

                      

 ⇔  

          パイプシート逆転移動!

  (ビフォアー)                  (アフター)

パイプシート外し、アップロックから・・・、       ダウンロックへ変更、接着。            

アルミパイプリング外し逆転。              アルミパイプリングも位置確認後、接着。   

  ⇔ 

           リアEVA加工

     (ビフォアー)                 (アフター)

同じ様に、中央をシェイプさせる。             中央シェイプ完了!

    ⇔ 

      バットエンド   (そのまま使用、変更無し。)

   ⇔ 

   作業前に外した名盤を、

    最後に貼り付けてリメイク完了となります!

   ⇔  

       無事完了しましたので、

            しっかり梱包して、受け取り店に送ります。

   ⇔   

           再度申し上げますが、

     現在工房では、今回のパイプシートの再活用法は、

  受付実施していません!基本リメイク注文時は新品交換となります。

     今回に限り、パイプシート移動法を知りたい、

     やって見たいと言うお客様の問い合わせもあり、

         ご紹介させて頂きました。

        内容的に難しくは無いのですが、

   対象のロッドのコンディションに全て掛かっています。

   失敗も当然ありますが、トライアル&エラー(試行錯誤)でお願いします。

  (メーカーによって、簡単に出来る物や、

            構造が追い継ぎ固定もあるので出来ない物もあります、注意して下さい。)

  完成しましたので、

       依頼店のタックルオフ沼津店に、

                      定期便にて返送致します。


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