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【イシグロ西春店】ビルダー必見‼ LOGIGEAR×TSULINO AJstream510-SONE CUSTOM- ビルディング・タックルインプレッション‼パート1 ~ビルディング編~

2022/03/21
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  • ロッドビルディング・カスタム

こんにちは♪ 

西春店の伊嶋です 

 

最近暖かくなってきて、釣り日和の日も多くなってきていますね♪ 

それでは釣果情報‼ 

っと行きたいところですが

今回は少し変わって 

実は私、ロッドビルディング・カスタムも好きで  

今回はコチラのブログになります‼ 

 

さてさて 

今回ロッドビルディング・インプレするロッドは 

LOGIGEAR×TSULINO AJ steam510-SONE CUSTOM-  

前から気になっていたこのブランクを手掛けてみようと思います‼ 

 

このブランクの最大の特徴と言えば 

ティップが「チタンティップ」ということですね 

 

チタンティップとは何ぞや・・・ 

っと言うことで簡単に説明させていただきます!! 

素材は主に金属の「チタン」を使っていて(実際はチタンとニッケルを混ぜた合金で、形状記憶合金と言います) 

不意な高負荷がかかってもカーボン・グラスと違って折れにくいティップです 

(負荷がかかりすぎると曲がったままになってしまったり、金属疲労で折れてしまうこともありますので故意に高負荷をかけるのは控えましょう) 

カーボンソリッドの様に感度が良く、かつグラスの様にしなやかなので、居食いバイトの違和感も手に伝わってくる高感度ティップです 

 

このブランク自体はLOGIGEARの

AJ steam53と言う高弾性・高感度ブランクを採用していて 

それをチタンティップカスタムしているので 

ライトゲームメーカー顔負けの高感度ブランクだと考えられます!! 

更には細身ですが肉厚に作られているため 

バットパワーも兼ね備わっています!! 

 

このブランクでライトゲームはもちろん 

夏のキスキャロやライトリグのブラックバスも釣れたら面白そうだなぁ 

と考えた私 

510じゃ短いな、もう1フィートは欲しいな・・・」 

 

思い立ったら即行動!! 

1フィート延長し、バットジョイントで2ピース化しようと思います!!  

  

そうと決まればまずは材料から‼ 

延長用のブランクは 

ジャストエース メッシュカーボンパイプ500mm×φ8mm(外径)×φ6mm(内径) 

 

今回は印籠継(カーボン芯を使って継ぐ方法)を採用するので 

AJ steamの元の内径と、メッシュカーボンの内径に相応しいカーボンパイプを使うことにします‼ 

実際AJ steamの内径を測ると大体6mm程だったので、メッシュカーボンの内径は6mmの物を使用します‼ 

  

また、今回使う印籠(カーボン芯)が 

TSULINO インロー継用芯ST-200×φ6mm(外径)×φ3mm(内径) 

まさかのジャストエース メッシュカーボンパイプっとAJ steamの 

外径と内径がほぼ同じだったのでこの外径のインローを使います‼  

 

いざ、メイキング!! 

  

まずはジョイント部分のカーボン芯を削ってバットとブランクの2ピース化です‼ 

写真のように、印籠芯を紙やすりで削ります 

 

削って差し込んで、記まで差し込めていないか確認してを繰り返して 

印まで差し込めたら完成!! 

ちなみにですが 

イシグロから2ピース化の動画も公開されていますので 

1ピースロッドの2ピース化はコチラの動画を参考に‼
https://www.youtube.com/watch?v=L9o9EDOYL6M 

※2ピース化は強度保証できません、あくまでも参考までにノークレームでお願いします‼  

 

次に 

メッシュカーボンパイプを1フィート(30.48cm)にカット‼

メッシュカーボン側にカーボン芯をどのくらい差し込むかまた、AJ steam側も 

どのくらい差し込むか分かりやすくするためにマスキングテープで印を付けて 

 

ブランクスが出来たので、次はグリップ周りとガイド取り付け!! 

まずはグリップ 

ジャストエース トラウト用グリップキッド 

ここ最近ウッドグリップのデザインがマイブームでこれを選びました‼ 

 

次にフロントグリップとリアグリップ 

フロントグリップは東邦産業 EVA GRIPtype1 30mm×φ23mm(外径)×φ12mm(内径) 

ウッドグリップとEVAグリップの外径を合わさないと不格好に見えてしまいます 

ジャストエースのウッドグリップは金属パーツ部分でφ23mmですので 

EVAグリップの外径と丁度です 

リアグリップはジャストエース EVAグリップ50mm×φ23mm(外径)×φ10mm(内径) 

ここでも外径が28mmなど、少し大きい物を使うと不格好になってしまうので 

なるべくグリップ周辺の外径は整えます‼ 

 

次にエンドキャップ 

ジャストエース アルミエンドキャップφ23mm(外径)×7mm(でっぱりの長さ)×φ5mm(でっぱりの外径) 

こちらもリアグリップと外径を合わさないとエンドキャップが出てしまいとても持ちずらくなってしまいます 

 

最後にワインデングチェックです 

マタギ D16-FR8(リアグリップに装着) 

    HTWC-Z8(フロントグリップに装着) 

メッシュカーボンパイプの外径にワインディングチェックの内径をしっかり計って決めないと 

入らない、もしくはがばがばすぎてしまいます 

ですのでしっかり径を計ってから購入しましょう‼  

 

実際にグリップやリールシートを取り付ける時は 

メッシュパイプが細いので 

東邦産業 スペーサーテープ12mm 

これを使ってかさ増ししていきます‼ 

 

グリップを付けたいところが決まればそこにマスキングテープで印をつけて 

スペーサーテープをグリップの内径に合うまで巻いていきます 

 

合うまで巻けたら完全に固定します‼ 

エポキシを使って 

※写真を撮り忘れたのでAJ streamとは違うものですが今回もこのように作っています‼ 

写真のようにスペーサーテープの端をしっかりエポキシで埋めて 

グリップやリールシートを差し込んでいきます‼ 

 

最後にエンドキャップのでっぱり部分に 

メッシュカーボンの内径までスペーサーテープを巻いて 

差し込んで完全に固定出来たらグリップ周りは完成となります‼ 

 

次にブランクスにガイドを付けていきます 

 

今回使ったガイドが 

FUJI工業 トルザイトアジングセット T-ATTG128から 

穂先に使用するKTTG-3を2つ減らして変わりにKTTG-4を2つ、ATTG-20を1つ追加しました 

計11個ガイドを取り付けます‼ 

私自身どちらかと言えばガイドが多い方が 

ロッド全体の自重は重たくなってしまいますが、ラインがガイドの当たる箇所が多くなるため 

繊細なことができる、更にはそれによって手感度と目感度も良くなると考えています 

 

早速ガイドをスレッドで止めて、スゲ口(AJ streamの差し込む口)も補強して 

ワインディングチェック付近もスレッドを巻いてデザインを凝って 

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3632

※添付しているURLからガイドの取り付け方・スレッドの巻き方がわかるブログを載せています‼ 

スレッドの巻方がわからないやガイドの付け方がわからない方は是非コチラを見て下さい‼ 

巻き終わればエポキシを2回ほどコーティングしたら完成‼ 

 

出来上がったロッドが 

このようなデザインになりました‼ 

ウッドグリップが渋くて作っている段階でもうお気に入りのロッドになっちゃいました♪ 

 

全体のガイドバランスです 

 

参考までにですが 

図だと分かりにくいと思いますので書いておきます 

トップから1番が4.6cm 1番から2番が6.0cm 2番から3番が6.1cm 

3番から4番が7.8cm 4番から5番が9.1cm 5番から6番が11.5cm 

6番から7番が12.9cm 7番から8番が13.8cm 8番から9番が15.3cm

9番から10番が18.2cm 10番から11番が28cm 

このような間隔でガイドを取り付けました‼ 

 

次は実釣を兼ねたインプレッション編です 

是非見てみて下さい‼ 

 

パート2 インプレッション編はコチラから‼ 

 

記:西春店伊嶋 

 


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