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【アジングロッドビルディング】Ⅳ 「サードステージ!?」ハイブリットティップ!? 【保存版】

2019/06/16
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  • ロッドビルディング・カスタム

    「鯵」ってヤツは! 

「魚」へんに「参」とかいてアジですが、

本当に、この魚は・・・ 参っちゃいます!

アジを釣るのにコマセなしで、エサの浮き仕掛けの1本針の釣りをすると、

エサ(鈎)が口の中に入っているのに、高感度のへら浮きがピクリとも

動かないんです!  針が僅かに掛かっているのに、

浮きを中心にして、同じレンジ(水深)でくるくる回って泳ぐんです。

暴れない限り、浮きにアタリが出ないんです!

もちろん、アジング「ルアー{疑似餌を模したワーム}」もワームに追走しつつ、

口をだしてくるのですが、活性が低いとアタリが出ないことも多々で、

アジがいないと判断してしまうこともあります。

テクニカルな世界で難しいけど・・釣れた時は・・・

本当に、 おもしろいっ!!

食材としても、刺身やタタキ、焼いても煮ても、揚げても何をしても・・美味しい!!

「鯵とは味なり・・・」なんて言葉もあるようですが、アジな魚ですね!

前書きが長くなりましたが、こんにちは・こんばんは!

中吉田店スタッフ「ウスイもん」のうすいです。

アジングのロッドで重要なのは、

操作性・飛距離等も大事ですが、やはり・・「感度」ではないでしょうか!?

一言に感度と言っても、視覚による「目感度」と触覚からくる「手感度」がありますが、

どちらにしても、タックルバランスは重要です。

アジングロッドを自作する際、感度を高める為にティップ(竿の先端部)を

チタンやソリッドにしたりするのですが・・・

個人で入手し易い実用的に使える高感度な材質は何か? 

感度の伝達能力とは、「音速」・「内部減衰(げんすい)率」なんだそうです。

(いかに早く、波動を吸収せず伝えるか!)

正解はNi-Ti ニッケルチタン合金!俗に言う「形状記憶合金」です。

超々ジェラルミン・βチタン・ベリリウム等、Ni-Tiより凄い感度の材質もありますが・・・

個人ではなかなか入手出来ません。

シマノさんの超々ジェラルミンの冷間鍛造ギアはリール感度として、必然の組み合わせ

なのでしょう。

質量によっても微妙に数値は変わってくるとおもいますが・・・

が、しか~し!

魚は竿(道具)で釣りますが、最終的には釣り人のウデに大きく左右されます。

釣り人が、そのタックルに合っているのか?感性によっても大きく違います!

メーカー品にしても、より感度をUPさせる為に自作をするにしても「十人十色」!

自身、4月にチタンティップのアジングロッド(コンチュウ入り)

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=6128

を作成しましたが、正直自分にはチタンティップが合ってない気がします。

チタンティップのメリットでもある軟らかさが「だるい」んです!

感度は超最高なんですけど・・・

そこで「令和」最初のビルディングです!

令和って・最初って、書きたかっただけ・・・だだヨ

・チタンティップだけど、復元力がある!

・チタンティップだけど、張りがある!

・チタンティップ同様、「感度」情報量がある!

そんな都合良く作れるんか~い!?・・・

「サードステージ」第三の道!?

やって診ようと想います!!

・・ってもう出来上がってんだけどネ!

今回のブランクはロジギアの「TRセンシティブ54」使用、

https://tackle-net.com/products/rod-blanks/for-trout/87485

今回のチタンティップはヨシミ「1.0-0.7Φー200」を使用、

https://tackle-net.com/products/ear-tip/6557

全長17cmに元側をカットして、コミ部を逆テーパーに加工。

そこから、「第三」の加工です。

イシグロ・タックルオフ・タックルオフ工房センターでは、

この施工承っておりませんのでご了承下さい。参考にして頂けると幸いです。

カーボンロービングで無理やり先調子的に、場所によってロービングの

巻き回数を変えてコーティング! 最後にヤスリで整えます。

ドッキングです!宇宙ステーション並みに「ドキドキ」?

ブランクの先側は4cm程カットしました。ティップ部は16cmです。

ブランク側コミ部を1cm程表面をヤスって、隙間とコミ部をロービング補強します。

写真左は同じチタンと弾いた時の「戻り」と「止まる早さ」。

写真中央と右は「同じ負荷時の差」です。

今回、細い線材をあえて使いました。チタンティップの場合、細くすると

柔らかいがゆえなのか?感度が落ちるように感じますが、カーボンロービング

で復元力と張りを持たせつつ質量で感度を下げたくない目論見です。

ガイドはテキトー?に余っているのと買い足して使いました。足は「短く・軽く」加工。

いつものように・・取り付けます。

前回と同じく「コンチュウ」入りと自作グリップ取り付け!

自作エンドグリップの作り方は

こちらhttps://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=6627

オリジナル2段テーパーのソネカスタム(右側)との曲がりの比較。

2段テーパーよりはソフトに、重めの負荷ではややファーストより

左側は2.5g右側は0.8gです。

パンパカパ~ン!!  完成!!

早速、釣れてる情報の無い、清水港へ玉砕覚悟で出撃!してきました。

想定内?通り、前回のチタンティップよりかは、「だるさ」が改善しつつ、

張りがあって、シェイプやトゥイッチもし易くなっていました。

モチロン、感度は超最高でしたが、

もうちょっと、「だるさ」が無くなればバッチシですが、金属ゆえ無理かなと・・・

釣果のほう!?・・・・

・・・

残念ながら、腕がなく・・・

・・・

 

なんとか、鯵1カマス2の釣果で、遊んでもらいました!

是非!思ったほど難しくないので、

レッツ・ビルディング!しちゃいましょう!

タックルオフでは、定期的にメイキング教室を開催しておりますので、

ご参加お待ちしております。

教室情報はこちらhttps://www.ishiguro-gr.com/event/detail.php?id=2170

注・メイン画像は今にも噛み付きそうなカマスさんです。ウスイもんの心の声・・的な・・・

今までの【アジングロッドビルディング】はこちら↓

「増幅」のテー

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3496

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3497

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3498

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3504

「細く」のテーマ

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3690

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=3760

「魂柱」のテーマ

https://www.ishiguro-gr.com/blog/detail.php?id=6128


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