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大山沖 アカムツ釣り<深掘り>

大山沖 アカムツ釣り<深掘り>

HOWTO大山沖アカムツ釣り

大山沖のアカムツの釣り場は200~300m前後の堀の掛け上がり。知多半島エリア船宿のアカムツ釣りのシーズンは他の釣りものとの兼ね合いで水温が上がり始める3月頃~5月頃と10月~1月頃にかけての年に2回のシーズンがある。

◆アカムツタックル<竿>

長さが2.0~2.4mで200号のオモリをぶら下げたときに胴の部分までしなやかに曲がりこむ7:3~6:4調子の竿が使いやすい。この範囲内で長めならば置き竿を中心にアカムツ釣りをされる方に対応でき、短めならば凪の悪いときに手持ちで釣りをしても長い竿よりも身体に掛る負担が少なく、誘いがかけやすくて使いやすい。
アカムツ釣りに使用可能な竿
実はスペック表にあるオモリ負荷をはるかに超えたオモリを背負わせても充分にアカムツ釣りに使用できる。最近は専用の竿も多く市販されてはいるが、他にも各社から発売されている落とし込み用ロッドのMH~Hクラスも問題なく使用できる。
イカ専用竿のように胴の部分が強く、竿先だけが柔らかい調子の竿はかえってあたりがとりにくく、アカムツが掛かってからの巻き上げの際に口切れでバレてしまう確率が高いため不向き。
※ 船竿に表示されているオモリ負荷表示はあくまで目安で、その範囲のオモリしか使えないというものではありません。
※ 同じオモリ負荷表示であっても製品アイテムごとに曲がり曲線が違い、竿先の太さや胴部分の張りも違います。 実際に使用する重さのオモリをぶら下げて確認してみましょう。

◆アカムツタックル <リールと道糸>

アカムツのポイントの水深は前記のとおり200~300m前後。水温が低い春先はもう少し深い場所も探る事があるという。そのため最低でも400mは道糸を巻いておく必要があるため、シマノ3000シリーズ、ダイワの500シリーズでPE3~4号を400m以上、できれば巻けるだけ巻いて使用するのが標準。
後でも説明するが、アカムツ釣りではスミヤキという魚が釣りの邪魔をしてくる。スミヤキは群れで中層を泳ぎ回り、その鋭い歯で道糸を糸も簡単に切断してしまう。そのため、道糸の長さに余裕のないリールを使っていると一回の高切れでその日の釣りが強制終了となってしまう。
常連の釣り客は予備のリールを持参し、且つ、予備の道糸としてリールに巻いてある糸と同じ太さのPEを300~400m持参される方が多い。
シマノ6000やダイワ750などの大きなリールを使えば、6号程度の太さでも沢山巻くことができるからそれでも良いかというと、それはNG。太さの違う道糸はオマツリの大きな原因となる。大山沖を漁場とする一般的なアカムツ船ではPE3~4号を指定しているため、道糸の太さをある程度統一することが必要である。

バッテリー

船に配線してある電源は大人数で使用すると電圧不足を起こしてしまうケースも多い。特に200号という重いオモリを使うアカムツ釣りで電圧不足で巻き上げられなくなると大変なことになる。よって、出来る限り自前でバッテリーを持参してアカムツ釣りに臨むのをお薦めする。容量(Ah)は最低でも8Ah以上、出来れば10Ah以上のバッテリーだと不安なく釣りができる。
可能であれば鉛バッテリーではなく、14V以上の高電圧リチウムバッテリーが電動リールの出力をフルに引き出すことができるので有効だ。

ポータブル魚群探知機(探見丸)

船によってはシマノの探見丸を使用できる。魚探と言えば魚影を見るためのものだが、アカムツ釣りにおいては海底の変化を知るために使用する。つまり、これから浅くなるのか?それとも深くなるのか?どのくらいの変化なのか?などの具体的な情報をとらえることで、自分の仕掛けをどう動かせばよいのかを判断することが出来、釣果という結果に繋げられる。

その他、アカムツ釣りで有効な用品

・第一精工 置き太郎
船の中でコロコロと転がりがちなオモリを置いておくためのツール。胴突仕掛けの場合はロッドキーパーから1m程度離した場所に設置すると良い。また、大山エリアではあまり使わない吹き流し仕掛けの場合は、ロッドキーパーのすぐ横にセットして使用すると便利な一品である。
・第一精工 ウルトラマグネット、マグ太郎等のネオジム系マグネット針置き
エサを刺して投入を待つ間、船べりに置いておくだけだと風が強い時は仕掛けが飛んでしまう場合が多い。ネオジム磁石を使用しているウルトラマグネットであればエサが付いた状態であっても針をしっかりと保持してくれるため、非常に有効。ネオジム磁石でないタイプは針の保持性能が弱く、おすすめできない。

アカムツの仕掛けについて(胴突と吹き流しの使い分け)

仕掛けは胴突と吹流しの両方が使われているが、大山沖のように海底の変化が大きく、深さが頻繁に変わるような場所では胴突仕掛け、福田沖のようにどちらかと言えばフラットな海底形状の場所では吹流し仕掛けを使用することが多い。
大山沖を主戦場にされている船宿の多くは胴突仕掛けを指定している事が多く、福田沖を主戦場にされている船宿は船によって吹き流し仕掛けと胴突仕掛けのどちらかを指定しているため、注意が必要。

胴突仕掛け・・・大山沖エリアでの中心アイテム

市販の胴突仕掛けを選択する上で注意をする点は、①「針にヒネリが無いこと」と、②「エダスの長さが長いこと」の2点。
①の「針にヒネリが無いこと」とは、針にヒネリがあると、投入や回収時に付けエサの抵抗でハリスに撚りが発生する可能性があり、ハリスに撚りが掛かってハリスがぐしゃぐしゃになってしまい、そのために釣果が伸びない可能性があるため。(ハリスの撚れの原因はエサの付け方にもある)
針はヒネリの無いものを使用しているほうがハリスの撚れというトラブルを起こしにくい。
②のエダスの長さについては、胴突き仕掛けではエダスが短いと喰いが極端に落ちるということから、出来るだけエダスの長いものを選択する必要がある。とはいっても、1mなどというようなあまりに長いエダスは針と針の間隔をそれだけ広くする必要があるため、実用的ではない。エダス長60~70cm、間隔長1.2~1.4mまでが実用的な所だろう。
胴突仕掛けを使う場合の釣り方は、海底までの深さにあわせて調整をしながらオモリが海底から少し浮いた状態をキープし続けることと、竿をキーパーに掛けっ放しにしないで、時折竿をゆっくりと大きく動かして誘いを入れることが重要。

ネオエリアセレクト ライト深海仕掛 胴突3本針シモリウキ付き 全長7.2m仕様(IG-010)

針・・・下田漁具 ムツ並地16号(ヒネリなし)を使用
この仕掛けは捨て糸の長さに特徴があり、大型のヨリモドシを介して下に2~3mの幹糸が追加されている。これは福田沖での使用を前提に開発、作成したもので、福田沖のアカムツの喰い棚が海底から高いことと、福田沖海域に多く住むドンコなどの外道が針掛かりさせずに釣りができるように作られている。ドンコを釣った方は経験があると思うが、ドンコが掛かって仕掛けを巻きあげてくると、そのハリスはグルグルに撚れて次に使うことができなくなる。また、ドンコが針にかかってしまえば当然アカムツが針にかかることはない。但し、捨て糸の長さについて、船長によっては長過ぎを注意されることもあるという。そんな場合は船長の指示にあわせて切って使用してくれればよい。
なお、このバージョンのみ、発光玉が入っていない。ネオの発光玉3.5~4号であれば針先から通して使うことができるのであわせて用意すると良い。また、ヤマシタのマシュマロボールという商品も針先からハリスに通すことができる。こちらは浮力があり、フロートの役目も果たしてくれる面白い商品。お薦めのカラーは夜光・オレンジ・ピンクでサイズはM~Lが良いだろう。

ネオエリアセレクト ライト深海アカムツ仕掛 胴突3本針シモリウキ付き 全長5.8m仕様(IG-013)

針・・・金龍ホタ針ライト16号赤(ヒネリ無し)を使用
こちらは2015年発売の商品。特徴は何と言ってもバレの少ないホタ針を使用した点だが、フロートと発光玉が入っており、手を入れる必要の無い完成度の高い商品である。IG-010よりも全長が短いのは捨て糸の長さが短いからであり、手返し良く釣りができる。潮の動きが遅い時にも針をなびかせる事が出来るのが特徴。

ネオエリアセレクト ライト深海アカムツ仕掛 胴突3本針ルミックス入り 全長5.8m仕様(IG-014)

針・・・金龍ホタ針ライト16号赤(ヒネリ無し)を使用
こちらは2015年発売の商品。IG-013同様にホタ針を使っているが、特徴は集魚効に実績の高いルミックスダンサーを全ての針元に入れた点である。こちらはあえてフロートを入れない仕様で作ってあり、潮の動きの良い時に使うと効果が高い。
全長はIG-013と同じく手返し重視の5.8mである。

NEOエリアセレクト ライト深海アカムツショート仕掛 胴突3本針ムラムラパイプ入り 全長3.4m仕様(IG-015)

針・・・金龍ホタ針ライト16号赤(ヒネリ無し)を使用
プレジャーボートなどでも仕掛けのさばきが良いよう、全長を短くしたモデル。

※最近では各メーカーからアカムツ専用の仕掛けが多く市販されるようになっている。その多くは3本針だが、「中深海用」とされる仕掛けでは針数が5本~7本といったものも多い。それらの仕掛けでもアカムツが釣れるが、針数が増えればその分幹糸の長さも長くなり、伴い横方向の水の抵抗も増える。結果、オマツリの原因となるため、プレジャーボート以外では針数の多い仕掛けの使用は避けるべきである。

仕掛けの付属品

ヤマシタ マシュマロボール…(浮力&アピール)
近年雑誌等でも紹介されることが多く、愛用者多数。カラーは数種類あるがオレンジ、ピンク、夜光の3色がお薦め。朝マズメ時や潮の暗い時などは夜光、日が昇ってからは夜光ピンクに反応が良いときが多く感じるという意見も。大きさについては好みで良いと思うが、一般的にはMとLが売れ筋となっている。ネムリ針で針先からマシュマロボールを通す際、どうしてもセンターが出ないというケースがある。センターから多少ずれていてもさして問題にはならないとは思うが、個人的にはヨツアミの柄付きニードルの極小、小小を使い、センターを出す工夫をしている。マシュマロボールを柄突きニードルに刺し、ハリスの端をニードルの先端に掛けてハリスを引きこむという方法。この方法だと針元に好きなデコレーションを施してからでもマシュマロボールを装着できるメリットもある。
シモリウキは針から10cm程度上で固定しているが、マシュマロボールは使用中にずれて針元まで下がってしまうが、針元にあっても構わない。

マルフジ ルミックスダンサー…(アピール)
昔から有効なデコレーションとして人気があったが、最近は大型化の傾向がある。レギュラーで5cm、大きめがお好みの方は6cmを使用している方も多い。また、ルミックスダンサーV6CMブルー(メジキハダSP)も効果が高い。付ける位置は針のすぐ上、マシュマロボールと針の間に取り付ける。マシュマロボールが上にあることでルミックスダンサーが上にずれずに固定される。

東邦産業 ムラムラパイプ…(浮力&アピール)
様々な釣りに使われているムラムラパイプはアカムツ釣りにも有効なアイテム。使い方の基本は2~3cmにカットしたムラムラパイプを針元に入れるだけ。ルミックスダンサーと同様にマシュマロボールで固定して使用すればよい。色については何色が良いというデータは無いが、3色入っているものをお薦めし、長さもカラーも自由に使ってもらうのが良いだろう。

※発光体に使用について
積極的に発光させるデコレーションはアカムツに効果絶大であると同時に、招かれざる外道の代表でもあるスミヤキ(クロシビカマス)にも有効。有効というか、スミヤキが回遊している時は真っ先に餌食となる危険もはらんでいる。また、自分だけでなく、周りの釣り人にも被害を及ぼす可能性もあるため、使用する際は注意が必要な危険なものと認識してほしい。

エサについて

アカムツで使用される主なエサはホタルイカ、サバ短冊、イカ短冊、甘エビ(釣りエサ用加工したもの)が一般的。
ホタルイカは胴の部分を引っ張って抜いてしまい、内臓とゲソが繋がった状態にしてから目と目の間の部分に針先を刺して使用する。


イカの短冊、サバの短冊は幅1cm×長さ8~10cm程度が標準的なサイズ。短冊の先端中心部に針先を刺して使用するが、サバは身の部分をそいで薄く柔らかくして使用する。
甘エビは釣りエサ用に加工を施した「G甘エビ」で、スーパーで生食用に売られているものは頭の部分がすぐに浮いてしまって使い物にならない。通常は尾羽を切って切り口から針を差し込んでお腹に出す方法で使用する。キモは甘エビの姿が真っすぐになっていること。「し」の字になっていると、沈下時や巻き上げ時にクルクルと回ってしまい、糸ヨレの原因となるので注意が必要。また、頭だけをとられるような場合は尾羽だけでなく二節程度多めに切って、エサの全長を短くして針を刺し、頭の裏側辺りから針先が出るように付けると効果がある。

さまざまなエサを使い、その日の特エサを探し当てられれば他の釣り人よりも釣果を上げられる。船宿で用意してくれるもの以外のエサは釣り人それぞれで工夫し、準備してくることも釣果に差をつけるコツであろう。

釣り方

胴突仕掛けの投入の方法

胴突仕掛けの投入の方法は至ってシンプル。エサを付け終えたら仕掛けが絡まないように針を順番に船べりに並べて合図を待つ。まずオモリを左手に取り、右手で一番下の針が付いているハリスの根元(親子サルカン付近)を持つ。投入の合図でオモリを持った左手を放し、その手で一番下の親子サルカンを右手から持ち替える。その流れで右手は下から2本目の親子サルカンまで滑らせたら左手は放して1本目の針の投入をし、再び左手で2本目の親子サルカンを右手から持ち替え、その流れで右手は一番上の親子サルカンまで滑らせたら左手は放して2本目の針の投入をし、同様の作業で3本すべての針を海中に投入したらリールのクラッチを切って海底まで落とし込んでいく。(オモリからの順番投入)
アカムツのエサはホタルイカなどの柔らかいものを使用するケースも多い。投入とは言っても、そっと投入してあげないと身切れでエサが飛んでしまう原因となるため、急激に負荷が掛からないよう、投入の作業は慎重に行うこと。
もう一つの投入方法はオモリは船の中にある状態で、上の針から順番に3本の針全てを海面に漂わせ、仕掛けの上にオモリがかぶらないように気を付けながら海面にオモリを投入する方法である。この方法はオモリを落とす場所とタイミングが重要で、間違って仕掛けの上にオモリを落としてしまうと仕掛けが絡んだ状態で沈下させることになりかねないので注意が必要。当然の如く、魚は釣れてくれない状態のままアタリを待つことになる。
また、ロッドキーパーに掛けたままの投入は一定の抵抗での仕掛けの沈下が難しく、着底までの時間が遅くなる。さらに糸の出すぎなどで隣の人の方まで糸が流れてしまったり、さらにリールのバックラッシュを起こす可能性もある。
沖釣りの一般的な常識として、投入時には必ずロッドキーパーから竿を外して竿先を水面に向けて仕掛けの沈下抵抗を少なくし、且つ、リールのスプールに軽く指を添えてテンションをかけながら沈下させること。
また、オモリが着底した瞬間を見逃さないこと。着底の合図を見逃すと糸フケが余計に出てしまい、他の人とのオマツリの原因となるだけでなく、ポイントによってはドンコなどの底物外道が針に掛かってアカムツを釣るチャンスすら失うことになる。
沈下中の糸フケはオマツリや棚ボケの原因となる。沈下中に糸がフケたら、スプールを強く押さえて糸の出をしばらく止めておくと、そのうちに糸が真っすぐに立ってくれる。それから再び仕掛けの沈下をさせれば仕掛けの着底時の糸フケは少なくなり、棚ボケも起こしにくくなる。

着底と再底取り  その意味

アカムツポイントの底質は砂泥で柔らかいため、着底するとオモリは泥に刺さったような感じになる。着底後は速やかに糸フケを取って竿を持ち上げ、オモリを海底から抜き抜いてタナを取る作業にうつるのだが、その前にしなくてはいけない重要な作業がある。
水深200m以上の海底に仕掛けが到着した時、道糸は少なからず糸フケが出た状態にある。糸フケがある状態のままタナを取る作業をしようとしても余分に出た糸フケのために正確なタナ取りが出来ない。
オモリの着底を感じたら速やかにクラッチをつないで糸の出を止め、次に5m以上、高速で一気に巻き上げて道糸のたるみを取り、そこからもう一度仕掛けを海底まで落としてタナを取る作業に移ろう。
幹の捨て糸が長い胴突き仕掛けを使用しているのであればさほど問題はないのだが、捨て糸の短い仕掛けを使用している場合はこの作業を速やかに行わないと、海底に住むドンコなどの底物外道の餌食となるので、着底を感じたらすぐに海底から仕掛けを巻き上げてタナ取りをし、次の工程に進もう。
また、この作業の際、再度の底取りの時の感度が1回目とあまり変わらない場合はあまり潮が動いていないと見て良い。このような時はアタリが散発になる傾向がある。2回目の底取り感度が1回目よりもふんわりとした感じに感じたら底潮が動いている証拠。こんな時はアカムツの食いが活発になる傾向がある。

大山沖の胴突仕掛けでの釣り方その1 オモリトントン

再底取りをしたら、オモリが海底トントンの状態でしばらくアタリを待つ。しばらくオモリトントンで流してアタリがなければ、エサを動かす目的で竿を大きくゆっくりとあおり、ゆっくりと戻していく方法が有効。もしくはゆっくりとハンドルを巻き、海底から5m程度まで仕掛けを浮かせ、そのあとゆっくりと仕掛けを下ろしていく方法もよい。この時に注意をしてほしいことは仕掛けをあげていく時、下げていく時の双方で何度か仕掛けを静止させること。仕掛けを止めることで針が潮に馴染み、喰う間を作ることができる。
釣り場の海底形状は常に変化している。特に潮の動きは早い時はすぐに数メートル~十数メートル変化してしまう。浅くなっていく釣り場で底取り確認を怠ると、いつの間にかオモリは海底に付いた状態になり、そのまま流れていくと自分の仕掛けの上に他の人の仕掛けが重なってしまい、オマツリを起こす原因となるので注意すること。
深くなっていく場合もいつの間にか海底から仕掛けが離れ、アカムツの喰い棚を外れてしまうことで釣果が伸びない。
ロッドキーパーに掛けっ放しにしないで、極力手持ちで底取り確認と調整をし続けることが重要で、その操作がアカムツへの誘いにも繋がる。常にオモリトントンの状態でアタリを待つことが大山沖の胴突仕掛けを使う上でのキモとなる。
オモリトントンで釣りをしていてもドンコが針に食いついてくる場合は、着底後の糸ふけが大きいか、ドンコそのものの活性が高いことの二つが考えられる。前者の場合は着底後の糸ふけをなるべく出さないように気を付けてもらうしかないが、後者の場合は捨て糸の長さを長くすることで対策が出来る。

大山沖での胴突仕掛けでの釣り方その2 たるませ釣り

船によっては深海釣りのように片絃だけに釣り人を集中させて、順番投入をさせて釣る船もある。この場合、船は通常のように糸を立てるような操船はせずに、徐々に糸を出していくような流し方をする場合が多いが、その場合の釣り方の特徴は仕掛けを海底にたるませるような釣り方をする。
オモリが着底したらそのままリールから糸を少しずつ送り出して、竿先にかかっているオモリの負荷がない状態でアタリを待つ。しばらくして船の移動分の負荷が竿先にかかってきたら糸を巻き上げ、再度仕掛けを落とし直してオモリが着底したら同じように糸を送り出して竿先の負荷がない状態でアタリを待つ。
竿先の負荷がない状態では仕掛けがたるんでいる状態であるため、海底付近を集中的に狙うことが出来るのだが、アカムツが海底にいる場合でないと我先に食らいついてくるドンコの餌食となる可能性も高いため、その効果は小さいともいえる。

アタリからアワセ

アタリがあっても決してアワセを入れてはいけない。ガクガクと竿先をたたくようなアタリが出てもそのまま数秒程度待ち、その後、ゆっくりと竿をロッドキーパーから外して竿を持ち上げて聞いてみよう。魚が付いていれば何かしらのシグナルがあるので、巻き上げに移る。

巻き上げ~取り込み

ロッドキーパーから竿を外し、やや早め中速で巻き上げよう。やや早め中速といってもイメージしにくいかもしれないが、巻きあげ速度が遅いと船の上下動で仕掛けが弛んで針抜けでいとも簡単にバレる。
電動リールにはスピードが表示されるが、電動リールの種類によっても違うし、使用している竿の違いやその時の海況によっても適正な速度は変わってくる。抽象的な表現だが、早くなく遅くないスピードでという他ない。
注意すべき点は巻き上げ途中の負荷を変化させないこと。船の上下運動を竿の操作で吸収させながら一定速度で海面まで巻き上げること。ちなみにバレを防ごうとドラグを緩めに調整していると、魚の抵抗で巻き上げ速度が変わり、結果としてバレが多発する傾向がある。ドラグは固めに締めておくこと。
アカムツは残り20~30m前後まで巻き上げてくるといきなり抵抗を強める。ここを乗り切ればあとひと山でアカムツを手にすることが出来る。ガクガクと竿を叩く最後の抵抗を手持ち竿で上手にいなして同じ速度で巻き上げてこよう。
次の山はリールのモーター巻上げが止まった瞬間。リールの巻上げが止まる前に竿の曲がりを変えないように注意しながら竿をロッドキーパーに掛け、モーター巻上げが止まったと同時に間髪をいれずにハンドルで追い巻きをする。ここでモタモタしていると巻上げが止まった瞬間にそれまでの200mが無駄になることになる。
アカムツはアジのように薄い口膜にハリ掛かりすることが多く、巻き上げている最中に針の傷が広がってしまう。糸が緩めば針は容易に抜けてしまう。
追い巻きをし、テンションを抜かないように仕掛けを手繰り、赤ムツを海面まで浮かせたらタモ網を使ってすくい取ってフィニッシュ!

竿をロッドキーパーに掛ける瞬間、電動リールが止まった瞬間、仕掛けをたぐり寄せる時は絶対に仕掛けをゆるめないように注意し、海面まで上がったら必ずタモ網ですくってもらう事。アカムツは大型になると水圧変化で水面近くで浮き上がる事もあるが、ゆっくりと慎重に巻き上げた場合や小型のアカムツは取り込み時にバラすと水中へ潜ってしまう個体も多い。貴重な一匹を確実に取りこもう。

大山沖アカムツ釣りの特徴

大山沖のアカムツポイントは福田沖の海底形状と比較して起伏が激しいことが多い。起伏が激しいためにアカムツは底引き網を逃れられ、大型のアカムツが良く釣れる好釣り場となっている。起伏の激しいポイントではアカムツは福田沖のように高く浮くことは少ないようで、起伏の壁沿いに付くように定位していることが多い。結果、大山沖では海底の起伏にあわせた底中心狙いとなり、吹き流し仕掛けよりも胴突仕掛けの使用が向いている。

大山沖アカムツ~オニカサゴメニュー

大山沖アカムツ釣りは福田沖と比較して釣果にややムラがある傾向があり、その対策として師崎大物釣り倶楽部の各船ではアカムツポイントの近くにあるオニカサゴをアカムツの後のリレー釣りで狙うというメニューも行われている。
潮が動かないとアカムツは釣果が期待できないが、オニカサゴはアカムツほど潮の動きに対してシビアではないため、そこそこの釣果が期待できる。
竿やリール、エサはアカムツ用のものがそのまま使用できるため、あとは天秤とオニカサゴ用の仕掛けがあれば成立する。


監修 イシグロフィッシングアドバイザー 宮崎 (愛知・滋賀エリア担当) 2018年11月更新

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イシグロ推奨 アカムツ船 一覧

※時期によりアカムツ以外の釣種で出船をしている可能性もありますので、必ず船宿へのご確認をお願いいたします。
※リストはイシグロスタッフが利用をさせていただいている船宿で、リスト以外の船宿でもアカムツに出船していることもあります。

愛知県
赤羽根港 ぽん助丸 http://www.tees.ne.jp/~ponsuke/
赤羽根港 丸万釣船 http://www2.odn.ne.jp/~cdt94480/
伊良湖港(三重県神島) 誠陽丸 http://www.ymd7.com/seiyomaru/
師崎港 松下釣船(師崎大物釣り倶楽部) http://www.geocities.jp/daihatimatusita/
師崎港 坂崎丸(師崎大物釣り倶楽部) https://ameblo.jp/sakazakimaru/
片名漁港 松新丸 http://www.matsusin.com/
豊浜漁港 大進丸 https://daishinmaru.jp/
静岡県 伊豆
網代港 水健丸 http://suikenmaru.com/
網代港 水弘丸 https://mizuhiromaru.naturum.ne.jp/
宇佐美港 治久丸 http://www.haruhisamaru.com/
手石港 寿光丸 http://www.j-office.jp/jukomaru/fune/index.htm
安良里港 ふじなみ丸 https://fujinamimaru.jp/
静岡県 東部
沼津港 http://numazukou.webcrow.jp/
沼津港 鈴竹丸 ※フェイスブックページあります。
田子の浦港 第五祐丸 http://mri21.jp/hiro.html
由比港  大政丸 http://www.oomasa.com/
静岡県 中部
清水港 ZEST https://www.zest-go.com/
清水港 光奏丸 http://kousoumaru.com/
清水港 大宝丸 http://daihoumaru.jugem.jp/
用宗港 大坂丸 http://www.osaka-maru.com/
焼津港 天陽丸 https://www.chowari.jp/ship00252.html
焼津港 快弘丸 https://ameblo.jp/suruga-bay/
焼津港 興栄丸 https://ameblo.jp/yaizu-koueimaru/
小川港 共栄丸 http://www.1091.co.jp/ad/kyoueimaru/
小川港 松栄丸 https://www.facebook.com/shoueimaru.yaizu/
大井川港 喜久丸 https://www.waterfieldproject.jp/
大井川港 勝利丸 http://katsutoshimaru.blog.jp/
静岡県 西部
福田港 海豊丸 http://kaihoumaru.com/
福田港 福徳丸 http://www.turinet.com/sno-fukutoku.php
福田港 博光丸 http://www.1091.co.jp/ad/hakkoumaru/index.html
新居港 哲遊丸 http://tetsuyumaru.hamazo.tv/
新居港 隆栄丸 http://ryueimaru.com/
浜名湖 CRUSE http://cruse.hamazo.tv/
浜名湖 SEEKERS  http://kicha.hamazo.tv/

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