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伊勢湾 ウタセマダイ釣り<深掘り>

伊勢湾 ウタセマダイ釣り<深掘り>

伊勢湾 ウタセマダイ釣り!

ウタセマダイ釣りとは

伊勢湾口を中心とした海域で、ウタセエビをエサとしてマダイを釣る釣り方を言う。また、魚を寄せるためのコマセも同じ活きたウタセエビを船頭が独特のカゴで中層に撒いてくれる。

ウタセエビとは

打瀬網(ウタセアミ)を曳いて捕るエビのことで、関東で言うアカエビやスジエビなどがそれに当たる。

釣り方

船頭が根(ポイント)から、ある程度の距離を保ったところにイカリを打つ、「かかり釣り」という釣り方で釣りをする。

船を止めた場所から仕掛をポイントに流していく釣りになるため、船ではオオドモ(船の後ろ)が釣り座としては有利。使用するオモリの号数はその時の潮の速さと釣り場の水深、釣り座によって船長から指定される。水深の浅い時期ではおおよそ1号から30号、深い棚を釣る冬場は80号くらいまでを使用することが多いようだが、実は釣り人それぞれで使用している道糸がフロロカーボンだったり、PEラインだったり、またPEラインでも太さが違ったりという具合で使用するオモリの選択はなかなか難しいところ。まずは船長の指示に従い、釣りをしながら自身の判断で重さの調整をしていく。

乗合船の場合はトモ(船の後ろ側)の釣り人が軽め、胴(船の真ん中付近)はトモよりもやや重くして、ミヨシ(船のへさき側)はさらに重い号数の錘を使用することが基本となる。これで釣りをしてみて具合を見ながら使用するオモリの号数を調整していく。

おんばせ釣法 とんばせ釣法

一つ目の釣り方は、船頭が指示したオモリ(指示がない場合は、仕掛を投入してオモリの着底がわかる重さが目安となる)で仕掛けを投入し、着底させる。しばらくすると道糸や仕掛けが受ける海流の抵抗によってオモリが前方へと軽く引きずられて、やがて浮いてくる。しばらく待ってクラッチを切り、ゆっくりとオモリを落とすと、仕掛けはさらに斜め前方に引っ張られながら沈下する。道糸と仕掛けが張られた状態で徐々に送り込む事で、海中を広範囲に探っていくことが出来る。この釣り方を「おんばせ釣法」「とんばせ釣法」と呼ぶ。(潮に仕掛けを「背負わせる」から「おんばせ」、潮の力で仕掛けを「飛ばす」から「とんばせ」というのが由来らしい)これが伊勢湾でのウタセマダイ釣りの一般的な釣法で、仕掛けを潮の力で流して広範囲を探る+誘うという操作法であり、要は仕掛けを潮に乗せて探り、誘う釣法である。
この釣り方は、比較的深場で釣りをする場合に用いられる方法で、着底を確認しながら流していく為、リールに巻くラインは、PE(2~3号)の先糸にフロロカーボン(6~7号)を5~10Mほど付けておくのが良い。その際、先糸が比較的太い為、PEらいんと先糸はシステムをしっかり組んで竿のトップガイドを通ることを確認しておく。
オモリの選択に関しては潮の流れ、速さによって重くしたり、軽くしたりと変えていくのが基本。オモリの重さ選択は時々船頭に聞くこと。必要以上に重いオモリを使用していると、オモリだけがその場にとどまり、海流により道糸が引き出され、仕掛けがひらがなの「く」の字のように膨らんで、最終的には仕掛けが海底に張り付くように落ちてしまう。この釣り方をしている時に、ベラやカサゴなどの底の魚が釣れてしまうのはこのオモリが重すぎて仕掛けが底を切れないのが原因か、もしくは捨て糸が短すぎる為に仕掛けが海底に落ちて外道が先にエサに食ってくるため。適正なオモリの重さと操作だと仕掛けを潮に乗せつつ、まるで工場の屋根のように遠くのポイントもジグザグと小刻みに探れるようになる。
アワセ方は、船の真下を釣っているような状況では本命らしきアタリが出たら少し道糸を送り込んだ後、穂先に重みが乗ったら「スーッと」聞きアワセるように竿を立て、そこで針掛かりの手応えがあればラインを巻き取りながら再度追いアワセを入れる。

フカセ釣り

二つ目は、フカセ釣りと呼ばれる釣り方で、仕掛を底(海底)に付けず、仕掛をそのまま魚のいるポイントへ流し込んでいく釣り方で、比較的浅場のポイントで有効。釣り方としては、仕掛が立つ程度の軽めのオモリ(潮の流れ、速さによっては何も付けない時もある)で、仕掛を潮に乗せて流していく。伊勢湾口のマダイ釣りでは、比較的底近くにはエサ取りや小型が多く、中層あたりに大物がいるケースが多い。そこで底付近にいるエサ取りをかわしながら目当ての根まで付けエサを流していく釣り方である。
この釣りはオモリの選択や流すスピード・流し方など経験が必要な為、中・上級者向きと言える。また、一つ目の釣りとは違いオモリでの底取りはしない為、道糸は比較的比重があり伸びも少なく水切れの良いフロロカーボン(6~7号)を使う。
フロロカーボンラインで釣りをする場合、竿を手持ちにして船の揺れを吸収させながらリールのクラッチを切った状態で糸を送り、まずは10~15Mほどリールからラインを出し、しばらく止めて待つ。ラインが潮を受け張ってきたら3~5Mほど道糸を手で引き出すのだが、この際、沈下していく道糸にテンションが掛かると仕掛けが浮いてしまうため、必ず手でリールから道糸を引き出しながら送り込んでいき、しばらく止めて待つ。この繰り返しで徐々に仕掛けを沈下させながら沖のポイントまで探っていく。
送り込んでいく中でいきなり「ズズズーッ」と勢い良く糸が滑り出すのが、魚が食ったサイン。この時にいきなりクラッチをつないでアワセを入れるよりも、5m程魚に向こうにむいて走らせてからあわせることで、カンヌキに針先が刺さってバレを未然に防ぐことが出来る。あとはゆっくりとやり取りをしながら取り込めばOK。
この釣りは100M以上流す事も多いのでPE・フロロにかかわらず道糸は200M巻くのが標準。
なお、乗合船の場合は「これでないとダメ」といった指定はしてこないようだが、神島をはじめ、三重県の小型の遊漁船の場合は船長から「道糸はフロロカーボンの6号、仕掛けの針は~号を」と、しっかりと指定してくる場合もあるのでその通りの準備をすること。

仕掛

仕掛けは伊勢尼の11号~13号を使った専用の仕掛けを使用する。

幹糸は6~7号、枝スは5前後号で、共にフロロカーボン製。枝針の長さは一般的には1.5mで、潮の速い時には2mを使用する。枝間は2.5~3mの2本~3本針仕掛け、これを小型の親子サルカンで接続する。なお、捨て糸の長さはおおよそ1ヒロ~3ヒロだが、これはエサ盗り(小型のマダイもこれに含む場合がある)の具合で長さを調整する。

エサの活きたウタセエビが配られ、針に刺し、船長の合図で投入となるが、エビが死なないように脳髄を避けて針を刺すことが出来ないと釣りにならない。死んでしまったエサは仕掛けのヨレの原因となり、第一、ヨレてしまった仕掛けでは魚が喰ってくるはずもない。上手なエサ付けがウタセマダイの第一関門である。

仕掛けの全長が8m以上と、2~3本針の胴突き仕掛けとしては非常に長い。慣れないうちはハリスを仮止めしておけるような何かを使って仕掛けをさばいた方がトラブルは少ないだろう。

エサ

エサ付けは、エビの口から刺し、脳髄を避けてケンの付け根で止める。

オモリ

カン付きオモリの1、3、5、8、10、15、20、25、30、40、50、60、80号が標準
一日(半日)の中で潮の流れは大きく変わっていく為、オモリの号数もその都度変えていかなければ常に魚も待っているポイント(タナ)にエサを送り込むことができない。したがって、オモリも軽いところから重いところまで揃えて持っていく必要がある。

竿

・トモ(ベストポジション)に入ることが出来たならばライトゲーム系のロッドが使いやすい
・胴、ミヨシ(残念ながらベストポジションではない・・・)の席に決まったならば竿先が鋭敏で胴の比較的柔らかい7:3~6:4調子の2.7m前後の竿が使いやすい。

リール

中型の両軸リールで回転性能、ドラグ性能の良いもの。日本海のフカセ釣りほど糸を出さないので手巻リールでも大丈夫。ただ、出ている糸のおおよその長さをある程度把握できるようにカウンター付きの両軸リールが便利。

道糸

PEライン2~4号200mにフロロカーボン6~7号を10m前後、ガイドにひっかからないようにシステムを組んで結節して使用する。フロロカーボンだけを巻くのなら6~7号を200mが標準。

その他小物

ロッドキーパー・・基本的には、常に手持ちの釣りになるが、エサの付け替え、場所移動中の置き場としてなど、あった方が便利。ライフジャケット・合羽などその他の船釣りに必要なものは準備しよう。
バッテリー・・・電動リールを使用の場合、船電源がある場合は必要ないが、船電源がない場合は各自で用意が必要となる。


釣りの仕掛けやタックルには地域差がある場合がございます。釣りをする場所にあった道具や仕掛けをご用意ください。

※ ページの内容は予告なく変更する事がございます。予めご了承下さい。


監修 イシグロフィッシングアドバイザー 宮崎 (愛知・滋賀エリア担当) 2019年4月更新

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